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浮き雲のmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

浮き雲(1996年製作の映画)
4.3
これで「敗者三部作」を制覇しました(笑)
いつもながらのツイてないパターンもあり、これまたいつもながらのぶっきらぼうな単語を並べた様な会話や無表情な人達なんですが、それなのに、とても人間くささというか、働く者の誇りみたいなものを感じたんですね。
そしてラストはとても希望に満ちたものになって、観ている方も幸せな気持ちになりました。

同時に失業してしまった夫婦が、四苦八苦しながら頑張ってもなかなか先の見通しは立たず、明日さえ見えないような生活になってしまうけど、そこを夫婦の愛と信頼で乗り越えていく姿が、あのぶっきらぼうさの中にもしっかり浮き出てきて胸を打ちます。

どんな逆境でも誇りと信頼を失わない生き方が描かれていてとても素晴らしかったです。
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