近未来、
テラフォーミングが
進む火星…
開けてはならない
パンドラの箱を開いた
人類に危機が迫る!
帰ってきた週刊ステイサム!
「ゴースト・オブ・マーズ」
火星警察で尋問が始まる。無人の貨物列車から唯一救出されたメラニー警部補が語り始める…。彼女は副隊長として囚人護送のため、チームと共にある渓谷へ貨物列車で向かった。だが渓谷の街は無人で住民の捜索が始まる。盛場で首を切られた大量の死体を見つけた後、隊長がまず…殺される…。
ステイサム作品をコンプする為に続けております週刊ステイサム。やっと見つけて購入しましたが…。
髪のあるステイサム作品は駄作!
開けてはならないパンドラの箱はこの作品でした…。監督は遊星からの物体X、ニューヨーク1997のジョン・カーペンター。もはや才能の泉は枯れ果てたか…
流石、公開時2週間で打ち切られただけはあります。面白さを見つけるのに苦労します。要はゾンビモノ。封印されていた火星人の幽霊がとりつくと、何故かパンクやヘビメタの格好になり、マッドマックスのヒャッハー化。剣や円盤型カッターで襲ってくると言う…。それから逃げると言う展開です。
ただ…全てが雑すぎる…。
怖くないんです。全く。頭や手が飛ぶスラッシャー型なんですが、血も出なけりゃ、死に方にカタルシスも余韻もなくて。ホラー苦手な僕ですら全く怖くない。隊員や囚人たちもモブ並みに死にまくり、そこに悲しみとか余韻も無い。
身体を乗っ取るという点では、遊星からの物体Xであり、誰が乗っ取られているのか…みたいな部分は全く無く、すぐヒャッハー化しますし…。殺したら他に乗り移るの分かってますが、その対処も雑な上、放りっぱなしですし。
結末も端から回想なので分かってるみたいなもんですからね。そうなるとどうやって死ぬのかはかなり大事じゃないですか。でもそんなことお構いなし…。
特撮もこれが21世紀かと思うレベル。音楽は陳腐過ぎるメタルで迫力を欠く。両方とも遥かに当時の仮面ライダーの方が良いし、比べたら失礼かも。
髪のあるステイサムはナンバー3のポジで、そこそこ有能な役で強いは強いんですが、これまた扱いが雑でビックリ。当時はまだそのポジだったんですね。
因みに主役はスピーシーズでセクシーさを見せつけたナターシャ・ヘンストリッジ。でも全く宝の持ち腐れです。それもそのはず、何と2週間前に代役として決まったそうで…。別の方のイメージで配役されてますからね。そう考えるとアクション頑張ってるなと。ステイサムとナターシャに加点です。
ステイサムやカーペンターファンがコンプする為に、踏まないと行けない踏み絵みたいな作品です。オススメできません…涙