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ドーン・オブ・ザ・デッドのYOKのレビュー・感想・評価

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)
4.0
好きすぎて定期的に観てる作品。
脚本ジェームズ・ガン、監督ザック・スナイダーという「最高じゃねえか!」なタッグに胸が熱くなる。過激に行こうぜ。

近年のゾンビ映画の大元になったのでは?と思えるアクティブゾンビ(走る、飛びつく、噛みちぎる)が大量に観れる名作だと個人的に思ってる。

主人公が朝目覚めたらゾンビの世界が広がっていて…な始まりなんだけど、よくよく見たら最初から予兆は見えている。運ばれてきた患者…主人公がすぐに変えてしまうラジオチャンネル、など。

主人公のアナの彼氏(旦那?)がそうそうに殺られるのにそこまで引きずることなく、生存者たちと生き延びるために頑張る姿も好印象。

一大事にスーパーや大型ショッピングモールなどに立て篭り難を逃れようとするシチュエーションが大好きなので、このドーン・オブ・ザ・デッドやミストなんかってワクワクするよね。特に大型ショッピングモールだと子どもの頃に誰しもが1度は夢見る「ここにお泊まりしてみたい!」「この広い場所で鬼ごっこしてみたい!」の世界が広がっててワクワクする。ゾンビのいる世界では望んでないけど。

アナたちが拠点とする建物の少し離れた建物で孤軍奮闘するアンディとの交流の深め方がめっちゃ好きなのよね。そりゃあ、助けなきゃ!って気持ちになるよ。

ゾンビとあんまり関係ない事で死んじゃう人も多くて笑えるところもあるし、この状況下でも各々がショッピングモールの中で各々の楽しみ方で満喫しているの、謎にほのぼのする。

お前コノヤロウ!!!な人が最後の最後でガッツ見せてくれたり、何故あなたが!!!って人が犠牲になったり、意外と君は生き残るんだね…な人もいたりする。人数的には思ったり無事だったなって印象。

悲しくも綺麗な終わりからの、そうは問屋が卸さねえぜ!な絶望的なエンドロールで66年生まれ2人組の意地悪さが垣間見える。ハッピーエンドなんて最初からなかった。

結構えぐかったりゾンビがアクティブに動き回るわりりに怖さはそこまでないしコミカルさがかいま見せることもあるので、ゾンビ初級者さんや苦手な人でも楽しめるかもしれない。

いやいやこの人明らかにゾンビ化するだろ…って人を助けてもそこまでピンチにならないくせに、チェーンソー渡す相手をミスったせいで阿鼻叫喚になったりとブラックな笑いが詰め込まれていてめっちゃ好き。

可愛いワンチャンも出てくるけどこの世界のゾンビは話がわかるやつなので犬を襲わないので、犬好きな人も安心してみてくれよな!
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