ましゅー

ザ・ブルード/怒りのメタファーのましゅーのレビュー・感想・評価

3.6
一週間。前回のpostから一週間ですよ。
在宅勤務のはずですよね?終日家に居るのだから時間があるはずですよね?
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ないんですよ、これが。

おかしい。

4月から部内の異動で確かに所属は変わりました。とは言えこの緊急事態下で顔を付き合わせての引き継ぎなど到底出来る筈もなく。
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なんだか中途半端に前職を引き摺りつつ、自身の引き継ぎもさることながら、前職部署が発展的解消(当社ではよくある)したんで元部下の引き継ぎもマネジメントしながら、新職に関する急速なインプット及びアウトプット、新部下への目配り・指示さらにはこんな環境なので心身のケアも同時に行う。しかもリモートで。
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毎日8時過ぎから21時前まで黙々と仕事するって(途中で昼食とったり多少は息抜きしますけど)、実は往復3時間以上かけて通勤の上 仕事するより遥かに辛い… 全然歩かないし。週に3日くらいは今でも寝落ちするし。
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いつもより愚痴が多いですね。すいません。

では切り替えて、先週末4/11(土)深夜(4/12(日)未明)に観た本作のレビューです。
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迷ったんです。GYAO!で無料公開していた「マチェーテ・キルズ」とどっちを観るか。
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でも見つけてしまったんです。Amazon Prime Videoの特典無料配信 当週の新作に。私の敬愛する(こればっか😅) #デヴィッドクローネンバーグ の、噂は昔から兼ねがね聞いてはいましたが未見であった比較的初期のこの傑作が上がっているのを。
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観ましたよ。もちろん。
1979年と40年以上前の作品にしては風景や衣装に時代は感じるものの、かなり映像は綺麗です。
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なるほど。
2013年当時の新作「コズモポリス」公開にあわせた特集上映「コンセプション オブ デヴィッド・クローネンバーグ 受胎」で公開されたリストア版とのこと。
綺麗なわけだ。
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80年代に一世を風靡した(えー。私の周辺だけかも知れませんが🤣)監督特有のぐちゃどろは控えめではありますが、ラスト近くにはしっかり入ってます。しかもリストア版だからくっきりと見えます。

いやぁ体液がニチャニチャしてますね~。滴ってますね~。

うん。古いけどしっかりクローネンバーグだ。
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正直特殊メイク的なものとか、現代の本物と見紛うようなリアルなものとは程遠い、お世辞にも褒められたものではないけれども、それをも上回る 冒頭からの「不穏」「緊張感」「精神の脆さとその不安定さが頂点に達した時 発現する異様な現象」。
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ドロドロ クローネンバーグの面目躍如、異様・異形と怨念・怨讐が渦巻く、怪作をこの眼で確認できて満足でした🤗
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ん?今日見たら「マチェーテ・キルズ」がない…ない❗しまった… 4/16と朧気に見えていた日付は配信終了日だったのか…そりゃそうだ…配信開始が4/16なわけないもんな…それを見たのは先週だもんな…………ガクリ
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(以下 映画.comより拝借)
夫婦間や親子間の亀裂というテーマとともに、驚愕の科学実験が生んだ凄惨な恐怖を描いたデビッド・クローネンバーグ監督のホラー。

幼少期に受けた虐待が原因で神経症を患うノラは医師ラグランの診療施設に入院する。しかしノラの夫フランクは彼女を隔離し面会させないラグランに不信感をいだく。

一方、ラグランは人間の怒りを実体化する実験を行なっていた。ノラの体にできた腫瘍から異形の群れが現れ、やがて復讐を開始。
ノラとフランクの娘キャンディスにも危険が迫る…
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