ホイットモア大統領

ジュニアのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ジュニア(1994年製作の映画)
3.5
アイヴァン・ライトマン監督の「シュワ3部作」の中では1番ぶっ飛んでる設定なのに、実は1番真面目でメッセージ性の強い作品。コメディよりはドラマかな?

シュワがご懐妊!
よりも、
シュワが権威ある博士!

ということにまず違和感。吹替で見ればそんなことないんだけど(いや、あるか笑)、オリジナル音声の筋肉モリモリ眼鏡姿にオーストリア訛りの英語って違和感しかない(笑)最早話し方も個性。

でもってシュワの女装姿には違和感というよりは無理がある!(笑)強そうという感想しか出てこない!霊長類最強のやつ。
マザーシュワがマタニティブルーで見る夢も中々狂ってて素敵。俺は『悪魔の赤ちゃん』を思い出しました笑

そんなドギツい映像のオンパレードなのに、女性の権利、高齢出産、血の繋がってない子を愛せるのか?など、25年前とは思えないほどネタがしっかりしているから、笑うに笑いきれずチクッと刺さる辺りが他2作と違うところかな。

「妊娠した女は何でも人のせいにする!」とまくし立てるダニー・デヴィートに対し本気で怒ったり、同じく妊娠している女性に親身になって相談に乗ったり、“相手の立場に立って物事を考える” という意味では本作も道徳の授業になると思うので、『ツインズ』と併せて2週連続地上波希望!!そして、『悪魔の赤ちゃん』にお茶の間が阿鼻叫喚となれ!!!