NAO141

ミッション:インポッシブル3のNAO141のレビュー・感想・評価

4.0
今やSFでは有名なJ・J・エイブラハムがトム・クルーズに誘われて監督を務めた作品で、監督としては本作が処女作になる。当初本作の監督はデヴィッド・フィンチャーが務める予定だったが、いろいろあっての交代劇(フィンチャーだったらまた違う作風になったであろう)。

本作はこれまで以上にチームプレーが描かれていて(「2」はイーサンの個人プレーが主だった印象)、そこがとても良い!バチカンでパーティーに潜入し、〈ラビットフット〉を奪取するまでの部分は面白く、良いチームプレーが描かれている。マスクの製作工程も今まで以上に丁寧な演出だし、ランボルギーニを爆破させるのも派手さがありGood!笑
そして、マギー・Qが美しすぎる!!
また、本作はイーサンの人間的な弱さや深みも描かれていてそこも良い(超人過ぎないところが良い…まぁやっていることは超人だが笑、人間性が描かれていて良かった)。

さて、トム・クルーズといえばスタントなしがもはや代名詞だが、本作も凄い!☆高層ビルの屋上からワイヤーを付けて飛び降り、振り子の原理で反対側のビルに飛び移るという離れ業。
☆軍の爆撃を受け爆風に吹き飛ばされて他の車に叩きつけられる。
☆転がってきた大型トラックの下部をすり抜ける。
どれも緻密に計算されたスタントだが、一歩間違えればあの世行き…。
この人は本当に凄いなぁ。
作品を観た後に「えっ!さっきのはCGではなく、本当に実演していたの…」となるのがこのシリーズの特徴であるが、作品そのものを楽しむだけでなく、毎回毎回「トムは今回どんなことをやってくれるかな」と期待し、そちらも楽しむことが出来る!このシリーズは本当に面白い!!

ところで本作の〈ラビットフット〉とは結局のところ何だったのであろうか…笑
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