タスマニア

ブタがいた教室のタスマニアのネタバレレビュー・内容・結末

ブタがいた教室(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「何で人間が生きるためなら他の動物や植物を殺してもいいのですか」

こんな大の大人でも明確に理由を答えられない問に小学六年生が向き合う作品。

今作の主役は妻夫木聡でもなく、子豚のPちゃんでもなく、子役の誰か一人でもなく、6年2組を演じた子役全員だと思う。
なんというか、生きた演技というか、Pちゃんの今後を議論しあうシーンは圧巻だった。

なんでも、この子役たちは撮影前に実際に180日間子豚の世話を体験したそう。
また、子役たちに渡された台本には映画の結末は書かれておらず、ブタのPちゃんの今後を議論しあうシーンに関してはセリフが書かれていなかったそうな。
そのときの自分たちの言葉で話させたそう。

なので、綺麗な言葉じゃないけど生きたセリフが多くてとても圧倒される。

賛否両論あるが、とても見てほしい作品。
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