平成ガメラ3部作。第三作目
個人的ガメラ映画、いや、日本特撮映画の現段階最高峰。神映画。
①ガメラとギャオスの渋谷襲撃シーン
②イリスとガメラと戦闘機による空中戦。
③京都駅屋内でのガメラとイリスの戦闘。
全てのシーンが99年の日本映画とは思えないくらいに迫力があり、CGと実写の組み合わせがとてつもなかった。
小さい頃からウルトラマンなどの巨大ヒーローものを見て思っていた
「母さん、町の人はどうしたの?」
そんな自分の疑問にこの映画は答えてくれたと思う。
恐怖で動けず泣き叫び、ガメラの火球とギャオスの熱線で無惨に吹っ飛ぶ都民、ビルの破片や空中で爆散したギャオスの肉塊に押しつぶされる都民。火の海と化した渋谷。全てが容赦ない。
物語もちょっと粗があり、あのオカルト2人組の存在感はちょっとって思たが、全体的にはSFよりオカルトものの方が好きな自分にとっては前回の2よりも分かりやすくて良かった。
主人公の綺奈も許されない行為をしたかもしれないが、自分の両親を奪った怪獣を憎むのは理解できる。しかもそれをイリスにまで利用されてとても可哀想だった。
イリスに吸収されてミイラ化した死体もトラウマ(仲間由紀恵も)
そして何より圧巻だったのはガメラとイリスの京都駅屋内決戦だ。あそこで駅構内の登場人物になってからの壁をぶち破るシーンは、目ん玉が飛び出るくらいすごかった。
そして、自分が一番好きなのは、右手を犠牲にしてでも綺奈ちゃんを救おうとするガメラである。一番ヒーローらしかった。最後の日の海をバックにギャオスの大群に立ち向かうシーンは涙出た。
いろんな意味で個人的最高峰の作品だと思う。ある意味到達点である。もうこれ以上のものはないだろうな・・・