スワヒリ亭こゆう

ニック・オブ・タイムのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)
2.0
ジョニー・デップとクリストファー・ウォーケンの共演作という事で観てみることにしましたが、設定は映画にとって物凄い大事な部分だと改めて思いました。


この映画は警察を名乗る謎の男女二人組に娘を人質にとられ、州知事暗殺を強いられる男(ジョニー・デップ)の話なんです。
何と言っても、この主人公に暗殺を強要するのは、相当無理ありますよ。

とある駅で謎の男女(男はクリストファー・ウォーケン)が誰か良さげな奴いないかな〜って、暗殺出来そうな奴を探してるんです。
で、娘に絡んできたローラーブレード野郎をジョニー・デップが見事に懲らしめてやるんです。見事にって言っても灰皿をわざと倒してローラーブレード野郎をつまずかせて転ばす。っていうベタなやーつです。
で、それを見て謎の男が主人公に暗殺を強要する…


ジョニー・デップは普通の優しそうなお父さんですよ。で、このお父さんに「暗殺をやれ」って言うのも無理ありすぎです。
プロの暗殺を雇えば事足りるんですから。

でも、やっぱり一番、僕が許せないのは暗殺者を何で駅で探してんの?(笑)
しかもこの後、1時間後ぐらいに殺す計画なんですよ。
それを何で駅で探してんの?もう一回、言っちゃいましたよ(笑)
暗殺者がインスタントすぎるでしょう‼︎

駅で見つからなかったら、どうすんのかな?
こんなもんナンパ感覚じゃないですか‼︎
「今日は引っかからなったなぁ…」じゃねぇわ‼︎



ラストにジョニー・デップを暗殺者にした理由など、無理矢理の設定に対するオチがせめてあって欲しかったんですが…