この映画の見所はなんといっても監督ですね。
もんのすごーい美人。柴咲コウに似てる。
メイキングで見られる超怖い演技指導とか、出演者をスキンヘッドにするために非常に危なっかしい手つきで頭部にカミソリを滑らせてゆくドＳっぷりもたまりません。

映画自体は完全にアート志向、クリエイターっぽさが出ていて
「和」のテイストで統一しつつ、見世物小屋っぽい毒々しい感じ。セットや衣装はもちろんのこと、ちょっとした小道具にまでセンスが行き届いていて凄い！
ストーリー的には「カイジ」とかフィンチャーの「ゲーム」とか「SAW」とかのデスゲームものだけど、一見意味不明な寸劇が後々に意外な意味を持ってくるところが結構鳥肌もので、
主人公の深水くんと一緒に「あれ、なんて言ってたんだっけ？？」って考えちゃいました。

デスゲーム映画にも関わらずスリリングな展開皆無！
主人公とゲームに参加した人達とのグダグダなドラマに溜息しかリアクションとれまへんわぁ…

ニートの主人公が賞金目当てに脱出ゲームに参加すんよ、でも逃げきれなかったら殺されちゃうって？さぁ大変！って話

なんかな、舞台になるんは廃ビルみたいなところでな、その各部屋で妙な演劇みたいなんやってましてな、それをヒントにひとつの答えを導きだした最初の1名だけが賞金手に生きて帰れるんやけどな
そもそも、このゲームに明確な回答は用意されてるんかな？最後まで観ても正直意味わかんないし、そもそも雰囲気だけのポンコツ映画なんで頭働かせる気にもならないし…、主人公が「あ！」とか「むむむ…」とか言いながら謎解きに勤しむ間も頭ん中は真っ白け、鼻毛抜きながら観てましたわ
一応メニュー画面から出題シーンだけ抜粋して観れる仕様になってたから、気になる人はチャレンジしたらよい、マシンボーイはそそくさとディスク取り出しボタンを押したわ
あ、でも高評価してる方のレビュー読むと、ちゃんと謎解きを楽しんでるみたいやな、スマホ弄りながら観たマシンボーイが悪いのか？

でもな、そんなスマホ弄りながら観ていたマシンボーイも途中で大オチには気づいてしまう程度の作品なんで、やっぱり低評価にさせてもらいますわ！
やっぱりポンコツデスゲーム映画は「人狼ゲーム」シリーズに限るなぁ！ドキドキが止まらないよなぁ！ヒロインと一緒にどうやったら生き残れるか頭絞って観てるもんなぁ！
そろそろDVDそろえようかなぁ？いや…「ビーストサイド」「ラヴァーズ」「マッドランド」「ロストエデン」「インフェルノ」だけで良いか…
あ、ちなみに生存者への賞金、「人狼ゲーム」シリーズは1億円ですが！本作50万円です…すんすん

あ、本作の監督「少女椿」の実写版の人なんや、納得、美術のセンスがまんま同じ
本作も「少女椿」実写版もビジュアルセンスは良いけど中身がポンコツ過ぎるんよなぁ！
マシンボーイを外見だけで落とせる安い男の子思ったら大間違いやで！いくら外見が森川葵ちゃんでもアホの子やったら、アホの子やったら…くぅ、踏んずけて欲しい！ぺろぺろ

デスゲーム系の映画ということで鑑賞。

悪くない作品です！

ゲームの全貌が分かるまで少し間延びしていますが、この手の映画には珍しくキャストの演技がしっかりしていました。メイキングみた感じでは監督の演技指導の賜物なんでしょうかね？
また、謎の舞台劇や小道具などのディテールもかなり拘っているようにみえました。

途中でオチが分かってしまう描写が残念だったのですか、肝心なこのゲームの謎解き自体がなかなか分からなかったので最後まで楽しめました。

寺山修司っぽい世界観のビジュアルが好きかどうかで好みが分かれそうですが、デスゲーム系の作品としては演技とか演出とかがきちんとしている作品かもしれません。

まぁオススメはしませんけどね…。

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