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また逢う日までのkazu1961のレビュー・感想・評価

また逢う日まで(1950年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-042 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋社会派の巨匠と言われる今井正監督が岡田英次、久我美子主演で描いた恋愛映画の名作!!とても純愛!!こんなロマンティックな作品でありながら見事に激しい反戦映画になっているこのバランスがとても素晴らしい作品です。そしてあまりにも有名なのが、主演の岡田と久我美子によるガラス越しのキスシーン、日本映画史上で語り継がれているシーンです。。。クライマックスからラストにかけてはあまりにも心が痛い。。。涙が溢れてしまうそんな作品です。

🖋主演の岡田英次と久我美子のまだ初々しいぎこちない演技が返ってリアリティを生み出しています。ほんと久我美子のキュートさが輝いています。そして脇を固めるのが、杉村春子、滝沢修、風見章子、河野秋武といった名優陣、作品に厚みをもたらしています。

🖋本作、主演の岡田英次が映画化を勧めたロマン・ロランの反戦小説『ピエールとリュース』を水木洋子と八住利雄が翻案・脚色し、フリーになった今井が監督した作品です。戦争によって引き裂かれた純粋な恋人たちの姿を通して戦争の残酷さ・非人間性を静かにそして強く訴えかけてきます。

😢Story:(参考: Wikipedia)
昭和18年、空襲下の東京。2人の若い男女が出会った。田島三郎は空襲警報が鳴り響く地下鉄ホームで美術学校の生徒・小野螢子と出会う。軍国主義に何の疑問も持たない法務官の父と陸軍中尉である兄に嫌気をさしていた三郎は、母と2人暮らしながらも明るく希望を抱いて生きる螢子に惹かれ、2人の純真な恋は日ごとに高まる。やがて戦況は悪化の一途をたどり、ついに三郎に召集令状が届き、2人に別れの日が訪れる。しかし、さらなる残酷な運命が2人を待っていた。

🔸Database🔸
・邦題 :『また逢う日まで』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1950
・日本公開 : 1950/03/21
・上映時間 : 111分
・受賞 : 第1回ブルーリボン賞
作品賞、監督賞
・監督 : 今井正
・脚本 : 水木洋子、八住利雄
・原作 : ※※※
・撮影 : 中尾駿一郎
・音楽 : 大木正夫
・出演 : 岡田英次、久我美子

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
東宝製作再開第二回目の作品で、製作は坂上静翁。脚本は「女の一生(1949)」の水木洋子と八住利雄(八住利雄の近作に「白雪先生と子供たち」あり)の協同で「青い山脈(1949)」「女の顔」につぐ今井正が演出する。カメラは「地獄の貴婦人」の中尾駿一郎担当。主演は「女の顔」「東京無宿(1950)」の岡田英次と「続不良少女」の久我美子で、それに「暴力の街」の滝沢修、河野秋武、「銀座三四郎」の風見章子、「妻の部屋」の杉村春子が出演する。
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