SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者のばーとんのレビュー・感想・評価

三作を通じて映像技術的には見違える程に巧くなってる。
今回は日本映画の類型的な転落・逃亡劇をあえて踏襲していて
一、二作目までの、こういう奴らどっかにいそうだな、いて欲しいな、
という日常的な共感から得られる楽しさは今作で浸れる余地はなかった。
とは言えこれまでの黄金パターンを三度繰り返すことを良しとせず、
新たにしっかりと骨格のある物語を描いてみせた監督の勇気は凄い。