ばーとん

復讐鬼のばーとんのレビュー・感想・評価

復讐鬼(1950年製作の映画)
3.6
時代のモラルや風潮に抗う映画人の気概をひしひし感じる。これが正しく政治的な反骨精神なのだろう。公民権運動以前の1950年にこの映画を撮ったことに意義がある。白人の貧困に言及しているのも素晴らしく、現代の映画以上に公平。サスペンス映画としても普通に面白い。

最近のポリコレ映画がクソばかりなのは、モラルに追従するだけの優等生的なテキストでしかなく、(「差別はダメ」は現在では人類のコンセンサスなので)ただの権威になったせい。
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