唯

恋ひとすじにの唯のレビュー・感想・評価

恋ひとすじに(1958年製作の映画)
2.8
イケメンだと無口で寡黙でもそれが色気になる。
何も頑張らなくてもいるだけでモテてしまうので、最初はそのルックスに見惚れていれば良いけれど、その内中身が何にもないつまらない男と気付くのがオチなのよなあ、、とか無粋で現実的なことばかり考えてしまう。
顔はいまいちだけれど、女のためなら馬鹿もやれるし好きな相手に好かれようと必死になるジョゼフが愛おしく思えるね。

アランドロンの顔面は異次元の格好良さだけど、いくら顔が良いからってコミュニケーション放棄していきなりキスはないだろ!
だがしかし、それでも許されちゃうのだからずるいよね(だけれどそれは彼のためにならん)。

うら若く麗しい乙女は自信がなくて控えめなのに、人妻が自信たっぷりで強気なのがまた理解できん。

フランツも曖昧で煮え切らない態度だし、人妻はイかれてるし、その夫も大人気ないし。
てか、決闘って小学生かよ。
不倫で人殺しを容認してしまう上司(しかも軍人)もなんなんだ??
上司立ち合いの元で殺し合いって、、
台詞にもあるが、自分でない女のために男が闘うなんて、完全に蚊帳の外で自分の存在を否定されたと思ってしまうよなあ。
結局は浮気の浮気だったのねと。
唯