K助

劇場版 空の境界/第七章 殺人考察(後)のK助のレビュー・感想・評価

1.8
猟奇殺人と麻薬とキチガイが入り乱れるお話でした。
お気軽に人体欠損が行われる世界観、痛みという感情を持たないような登場人物、今までと変わらず上っ面をなぞるだけの格好良さげな台詞。都市伝説に準拠したものなら良かったのに、殺人を扱っているだけに、気持ちの悪い人間の行為がバンバン登場して、不快感MAX。それでいて、幕引きは呆気なく。それなら、最初から殺っとけよ、と。
両儀式という、異能力を持つ存在を主役に据えつつ、物語トータルとしては異能の出番が少ない、というところはどうなんだろう。敵も味方も。
それでも、みんな傷付きつつも落ち着くべきところに落ち着き、梶浦由記さんの音楽は素晴らしく。お疲れ様でした。
K助

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