"神様なんていらないよ"
池脇千鶴が男の人に引きずられている衝撃的なシーンから始まる…(´・ω・`)
基本的にはThe movie!っていう映画が好きですが、わざわざ映画にするほどでもないような、人の日常を優しく切り取ったような作品も好き。
東京で暮らす、どこか満たされない4人の女性。
棺桶で寝起きするデリヘル嬢の"秋代"は、切ない恋をしていた。
デリヘルの電話番の"里子"は、神様に"スペシャルな人のスペシャルになりたい"と祈りを捧げていた。
イラストレーターの"塔子"は、芸術とプライドの狭間で、過食と嘔吐を繰り返していた。
同居人でOLの"ちひろ"は、女として愛されることに飢えていた。
共感できるできない、好き嫌いが分かれそうな雰囲気の作品。
私は4人全員、もちろん全部じゃあないけど、どこか心をつつかれている気がして苦しくなった…(´・ω・`)
トイレのドア開けたまましちゃうし、好きなのに好きじゃないって言って迫ったりもできるよね。
共感は女性のみならず…
加瀬亮演じるナガイさん…分かるよ。好きじゃない訳ではなかったけど、なんとなくつまんでみたかったんだよね?面倒なのは嫌なんだよね?
安藤政信演じるキクチ…分かるよ…大切だし、ヤれるけど、そーゆうんじゃないんだよね?
はぁーー切ない…ハムちゃんが一番切ない(´・ω・`)
秋代さんが、またねーって元気にキクチを見送ったあと、見えなくなる前に小さく「またね…」ってつぶやくシーンに悶絶。
里子の台詞を借りるけど、私も恋とかしたいなぁ。干からびてこじらせて、おまけにアフリカなんかに来ちゃったしなぁ。笑
塔子役の女優さん、MEGUMI似で絵を描くときの雰囲気が気高くてすごい素敵だなぁって思ったんですが、なんと原作者のキリコさんなんですね…!(名字が読めない。笑)
全然知らなかったけど、この映画の雰囲気的に彼女の描く漫画も絶対好きと確信!見てみよう。
毎日毎日Happyってわけじゃないけど、海辺で頬張る苺のショートケーキみたいに、人生にもたまにあんな小さな贅沢と幸せが訪れるといいよね…(*´ω`*)
これ、男性が観てどんな感想を持つんだろう…