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バニー・レークは行方不明のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
4.2
【一言で言うと】
「疑惑を生む“存在”」

[あらすじ]
ロンドンに越してきた女性の娘が行方不明になった。彼女は兄とともに娘を探すが、まったく手がかりが掴めない。捜査に乗り出した警部は、消えた娘というのは、彼女の妄想ではないかと疑い出す...。

スッゲェ面白かった😧

タイトルからして娘を誘拐した犯人が驚愕の人物だった!!...的なストーリーだと思いましたが、まさかこんな尖りまくった映画だとは思わなかったです。
いや〜...これはある意味新感覚のホラー映画だと思いますよ(^◇^;)

まず序盤からバニー・レークそのものを映さない事で、観ているこっちもその“存在”を疑心暗鬼にさせる点が素晴らしかったですし、なんと言ってもその緊迫した状態がずっとずっと続くから、観ていてかなり引き込まれました。

それに登場人物が主人公含めどこか精神的におかしい人達だらけで、そこがまた観ていて不安を煽りましたね(^_^;)...
特に主人公にセクハラしまくるムチ大好き変態おじさんにはかなりゾッとさせられました😰
たとえ犯人じゃなくとも真っ先に
「犯人じゃねぇかコイツ?(^◇^;)」
ってなりましたからねwww

とにかくこれ以上はネタバレになるんであまり言えませんが、ハッキリ言ってあんな顔が引きつるくらいドン引きしたラストって初めて観たような気がします(・・;)
自分も犯人はだいたい分かっていたんですけど...そこからの展開がマジで恐ろしすぎる😱

なので観る際はくれぐれも何も情報を入れずに観ることをオススメします。
とりあえず言えることは、このコンセプトを50年以上前に実践していたのが凄すぎます。

カメラワーク、演出、音楽、それに演技。
全てにおいて上質なミステリー映画でした。
特にオープニングクレジットが個人的にめっちゃ好き。