牛猫

あの子を探しての牛猫のレビュー・感想・評価

あの子を探して(1999年製作の映画)
3.5
ひょんなことから貧しい農村にある小学校の教員を勤めることになった13歳の少女が、街に出稼ぎに出た生徒を連れ戻す話。
1人の少女がお金を得るために生徒である男の子を探しに行くという単純であり、日本では考えられないような話ですが、まるでドキュメンタリーのような子ども達の自然な演技に引き込まれます。
学校の校舎はボロボロ、チョーク一本でさえ貴重な環境の中でも、村の子供たちは幸せそうで、無邪気な笑顔に癒されました。
そしてヒロインのウェイ先生。たとえ目的が金であったとしても、健気にひたむきに町を探し回る姿に心を打たれました。
シンプルながら心安らぐ素晴らしい作品でした。
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