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タイタンズを忘れないのtorakoaのレビュー・感想・評価

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
3.0
1971年。人種差別が根強い中、高校の統合によりアメフト部ヘッドコーチが黒人にすげ替えられることが決定し、といった話。実話ベースだけど凄く嘘(脚色)多そう。
殿堂入り絡みの色々とか、レストランのネタはありとしてもその後の態度とか色々やりすぎだし、彼女が歩み寄るタイミングとか、色々わざとらしさ・あざとさを感じるものがありすぎて結構引いてしまった。

音楽がよくあるハリウッド映画らしい演出過剰な感じも苦手だったが、アメフトのルールさっぱりわからない私のような人にはわかりやすい説明になってる気もするし、まあ。

故意だと決めつけて断罪するとこ、ラブコメあたりなら主人公が家族・友人・意中の人のことで思い悩んでたりするとやらかしがちなことだし、親友だったらしいのに新しい友達とばかりつるんでないがしろにされてたら面白くないだろうし、独断専行はどうか。親友が冷たくなったことで悩んでてああなったんだとしたら酷すぎる仕打ちじゃないか。絶対嘘(脚色)だし不快でならなかったし、絶対要らないエピソードだったろと怒りが湧いたのだが、ジェリー・ブラッカイマーはその場面のこと自画自賛みたいなのしてて、えええー……。

色々わざとらしくて嘘ありすぎる感じで外枠ぐらいしか事実じゃなさそうに思い、観終えて凄くモヤモヤしたけども(英語版Wikipediaに事実との相違点が載ってた)、その割に何となく観れてしまったのは生徒たちの愛嬌かも。
空気読まない天真爛漫ちょいアホ巨漢転入生の愛嬌と存在が大きかったねこれ。彼で温まってたとこに入ってきたサンシャインは馴染みやすかったろうし。

巨漢の彼は顔立ち整ってるのに勿体ない感じだなーと思ってたら、後年どうやらマッチョ方面に行ったらしく、ガタイのいい渋めのおっさんになってる画像があった。イーサン・サプリーさんφ(.. ) 吹替は高木渉。歌うよ。
サンシャインの人は黒目がちなベビーフェイスというか中性的というか柔和な顔立ちながらガタイよくてちょっとびっくり。アメフトやってた人だったらしい。振付のこなしがイケてなくてちょっと面白かった。12番。

細身のライアン・ゴズリングはふっ飛ばされそうで優秀選手賞5回とかいうのはどうかなと思ったが、どの場面でも楽しそうでよかったと思う。そういうキャラ付けなんだろう。ダンスも楽しげに動いていた。48番。吹替は石田彰だった。台詞少ないけど色んな場面にいる。

吹替、英語字幕入。
デンゼル・ワシントン大塚明夫。

鑑賞後、日本版劇場予告を観たら
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て出てきて笑った。ディズニーてホントあれだなあ。
レンタル版には入ってないかも。

セル版にはメイキング、未公開シーン、コメンタリー(製作ジェリー・ブラッカイマー、監督、脚本の3人による)収録。モデルとなったコーチ二人の談話がある。
未公開シーンのキャンプでの会話モンタージュのロングバージョンとレストランの場面こっちでよかったんじゃね?と思った。ライアン・ゴズリングが面白かわいかったし。

入場のあれは皆から映画用の脚色と思われてたようだが実際、歌うタイタンズと言われてたとか言ってた。何でそう思われるかったら嘘臭すぎるわざとらしい展開盛りだくさんすぎるからだよー。皆して脚色だって思うの不思議ーみたいに思ってるならそっちのが不思議に思うよー。
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