あられ

クラッシャージョウのあられのネタバレレビュー・内容・結末

クラッシャージョウ(1983年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

22世紀、恒星間航行可能なワープ機関を完成させ、人類は惑星移住 & 宇宙を開発中。西暦2161年、クラッシャー (宇宙の何でも屋) を生業とし、外洋宇宙船ミネルバで宇宙を駆け巡る、責任者ジョウ19歳とその仲間、アルフィン17歳ヒロイン、タロス52歳wサイボーグ、リッキー15歳ガキ、そしてサポートロボットのドンゴ。

そんな彼らの休暇中、飛び込み依頼が入ります。それは冷凍睡眠状態の重病のご令嬢エレナを、医者の待つ惑星まで緊急移送するという、簡単かつ高額報酬の仕事でした。しかし、ワープ中に愛機ミネルバが突如操縦不能に陥り、全員が気絶してしまいます。彼らが気づいた時には、依頼人も積荷も報酬も全てが消えてなくなって…。


カーチェイスシーン、宇宙船での戦闘、銃撃戦などの圧巻なアクションがふんだんにあり、ミステリー、ドタバタ、コミカルなシーンなんかもあるB級スペースオペラです。クラッシャージョウチームが、知らず知らずのうちに、まんまとうまく乗せられて、掌で踊らされてる雰囲気も面白かったです😆

映像には遊び心があって、スターウォーズやガンダム等のパロディとか、劇中映画として ”ダーティーペア” が流れてたりします。大友克洋先生や竹宮惠子先生をはじめとする12人もの大御所漫画家たちがキャラデザでコラボ参加 (キャラにちょっと違和感ありますねw)してます。また、隠れキャラ & 漫画家の自画像たちがご出演されていたりと、めちゃくちゃ楽しかったです😊

この時代らしくマチュアの全裸ヌードがサービスショットとして挿入されていましたね😆

また、当時銭形警部の声優だった納谷悟朗さんが演じる連合宇宙軍のコワルスキー大佐は、海賊を捕まえて20年とか、融通が効かなくてしつこいところとか、銭形警部そのものでした😆

バブル感満載のディスコでの、ジョウ一派とチンピラたちの大乱闘で、やりすぎて建物が破壊していくシーンを外で見ている人たちの後ろ姿の中に、隠れキャラとして、シャア、ララァ、ハロ、アムロ、キッカがいますね😆

大御所漫画家たちも自画像キャラで登場しています。ディスコで大喧嘩をするジョウたちに「いいぞいいぞやれ」と言う ”○と” のTシャツを着ている鳥山明先生w

新興宇宙国家ラゴールでジョウたちの次に入国審査待ちで登場した、右目が大きくて酒瓶を持った吾妻ひでお先生(セリフなし)w

海賊組織マーフィーパイレーツの要塞の奥へと潜入し、ジョウとアルフィンが爆弾をセットしていくシーンで、敵兵と遭遇したアルフィンが「初めまして」と言うと、嬉しそうに「どうもどうも」って言う、小太りでヒゲとメガネの敵兵役の和田慎二先生。戦闘服の内側に着ている白いTシャツに、一人だけ Sのイニシャルが入ってますw

要塞内でのジョウたちとマーフィーパイレーツとの戦いは映像で配信されていて、それをバーで見ている人たちや海賊たちがいます。ジョウが劣勢になると笑っている御厨さと美先生。MICのTシャツを着ています。

そして、バーのカウンターでは、一瞬ちらりと映るおかっぱメガネで青いレオタード & ピンクの猫耳をつけてる高橋留美子先生が映し出されますw

40年前の作品だけあって、ご出演された吾妻ひでお先生、和田慎二先生、御厨さと美先生、また声優の小林清志さん、納谷悟朗さんがすでにお亡くなりになっているのが寂しいです😭
あられ

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