あられ

スヌーピーのメリークリスマス/チャーリー・ブラウンのクリスマスのあられのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今作品はチャールズ・M・シュルツ原作による”ピーナッツ” からの初めてのTVアニメーション映画です。DVDは”スヌーピーのメリークリスマス“ で販売されてますが、主役はチャーリー・ブラウンで、原題も”チャーリー・ブラウンのクリスマス“ です。Apple TV+では、原題通りの“チャーリー・ブラウンのクリスマス“ で配信されてます。

軽やかで躍動感に溢れたモダン・ジャズ音楽が、今作品の魅力の一つになっています。作曲はヴィンス・ガラルディと言うジャズミュージシャンです。

子供向けアニメにモダン・ジャズを使うところが、おしゃれで面白いですね😊


プレゼントがもらえたり、ツリーの飾り付けも楽しいはずのクリスマスなのにウキウキしない。チャーリー・ブラウンはなんとなく憂鬱な気分。昨今のクリスマスのあり方に対して、なんだかわからないけど違和感を抱いている。

もしかして自分が変なのか…。ルーシーの”心の相談室” に相談するチャーリー・ブラウン。前払い制とかぼったくる気満々の守銭奴ルーシーw チャーリーはルーシーの勧めで、学校のクリスマス劇の監督を務めることに…。体よく押し付けられた…😆

チャーリーの周りの拝金主義者たち。おもちゃではなく、プレゼントに不動産がご所望のルーシーも、クリスマスにはある意味絶望しているw 飼い犬スヌーピーはクリスマスで金儲けしたいw 入賞賞金狙いでクリスマスの飾りつけのイルミネーションコンテストに応募w 妹のサリーは、サンタクロース宛てにたくさんのプレゼントを希望する催促の手紙& プレゼントが揃わなかったら、お金をください。10ドル札と20ドル札でw 欲張りにもほどがある😆

劇の練習もせず、ダンスに熱中な子供たち。クリスマスは“東方の組織が始めたビジネス” だと言い張るルーシーw困ったチャーリー・ブラウンは、クリスマス・ツリーを飾ることを提案する。立派で輝くアルミ製のツリーを押すルーシー😆

しかし、チャーリーは時代遅れの質素な木のツリーを購入します。皆んなに馬鹿にされ、なじられ、救いようがないと笑われるチャーリー。ひどい言われよう😰

“クリスマスが何なのか誰か教えて” 叫ぶチャーリー。そこで親友のライナスが新約聖書のキリストの生誕部分の話を舞台中央で披露します。姉のルーシーとは見識が違いすぎるw チャーリーが昨今のクリスマス商戦に対して持っていた疑問に気づく大事なシーンです。“ぼくのクリスマスは金儲けとは無縁だ” 穏やかな顔のチャーリー…😊

ラストは、本来のクリスマスの意味を知った子供たちが、考えを改めチャーリーに賛同。馬鹿にしたツリーを綺麗に飾り付け、全員でメンデルスゾーンの讃美歌を唱和します。いいシーンですね。感動します😊
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