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ふたりのベロニカのharuのレビュー・感想・評価

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)
5.0
酷使するから2体必要なんだ。

同じ日に生まれ、同じ顔と才能を持つふたりのベロニカ。ポーランドのベロニカが初舞台の最中、突如命を落としたとき、フランスにいるもう一人のベロニカは大きな喪失感を抱く。

ふたりのベロニカは容姿だけでなく、音楽の才能や同じ病気、キャラだったりも似ている。(同じ女優が演じているので容姿は同じだけど、フランスのベロニカのほうがオシャレではある)ドッペルゲンガーの話かと思いきや、ポーランドのベロニカは開始30分も経たぬうちに死亡。ベロニカは早々にひとりになりました。
もうひとりの自分なんてファンタジーだけど、やっぱり二人はどこかで繋がっていて運命共同体。ふたりで「ベロニカ」という人生を共有し、作り上げていく。そしてベロニカにとって大きな存在である音楽の喪失は、彼女に深い孤独を与えた。

ゴチャゴチャ考える必要はなく、とにかく浸れば良いんではないかと。ものすごく良い作品です!!
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