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荒野の決闘のkazu1961のレビュー・感想・評価

荒野の決闘(1946年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-586 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-480

🖋ジョン・フォード監督作品の中でも『駅馬車』と並んで、最高傑作と評されている本作、“静の西部劇”ともよばれています。これは西部史でも有名な、アープ兄弟とクラントン一家のOK牧場での対決を題材として描いた作品ですが、その決闘が描かれるのはラスト10分、それまでは詩情豊かに“西部を描いた”ドラマになっています。

🖋白黒ながら美しい日常描写と巧みなキャラクター描写、恋人の跡を追ってきたクレメンタインの想い、ドク・ホリディの心情、クレメンタインに対するワイアット・アープの淡い恋心。。。郷愁を込めて描かれた西部の風景がまさに詩情豊かな作品です。のどかな日曜日の描写やそこでダンスを踊るフォンダ演じる素朴なワイアットとクレメンタインのくだりの演出などはとても繊細で素晴らしいですね。

😌Story:(参考:Yahoo movies)
メキシコからカリフォルニアへ牛を運んでいた途中、アリゾナのトゥームストンへ立ち寄るワイアット・アープとその兄弟。だが、留守をまかせていた末弟は何者かに殺され、牛も盗まれてしまった。クラントン一家がその犯人であると踏んだワイアットは、保安官となってトゥームストンに留まる事を決意する。町では賭博師ドク・ホリデイと知り合い、次第に友情を深めていく一方、ドクを追ってやって来たクレメンタインという名の美しい婦人に一目惚れするワイアット。やがて、ドクの愛人チワワが、殺された末弟のペンダントを持っていた事が発覚。それは、クラントンの息子に貰った事が判明する……。

🔸Database🔸
・邦題 :『荒野の決闘』
・原題 :『My Darling Clementine』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1946
・日本公開 : 1947/08/30
・上映時間 : 97分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョン・フォード
・脚本 : ウィンストン・ミラー、サミュエル・G・エンゲル
・原作 : スチュアート・N・レイク
『WYATT EARP FRONTIER MARSHAL』
・撮影 : ジョー・マクドナルド
・音楽 : シリル・モックリッジ、アルフレッド・ニューマン
・出演 : ヘンリー・フォンダ、リンダ・ダーネル

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
「駅馬車(1939)」「怒りの葡萄」のジョン・フォードの復員第二作で、ス テュアート・N・レイクの著作に基くサム・ヘルマンのストーリーから、この映画の製作者のサミュエル・G・エンジェルがウィンストン・ミラーと協力して脚本を書いたもの。主演は「運命の饗宴」のヘンリー・フォンダ、「血と砂(1941)」のリンダ・ダーネル、新人ヴィクター・マチュアの三人で「スタンレー探険記」のウォルター・ブレナン、新人キャシー・ダウンズ、「春の序曲」のアラン・モーブレイ、「駅馬車(1939)」のティム・ホルト等が助演している。撮影はジョー・マクドナルドの担当である。1983年12月10日よりのリバイバル時に邦題を「いとしのクレメンタイン~荒野の決闘」に改題し公開。
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