ゆき

MIND GAME マインド・ゲームのゆきのレビュー・感想・評価

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)
4.6
あたしは小学生、どこかの学校の校庭を横切り体育館に向かうと、渡辺君が出てきてコチラを向く。

何でもない日常の一コマだが、あたしにとっては衝撃の出来事だ。

何故かと言うと何日か前に夢で見たから。

ポートボールの試合で他校まで行ったのだ。同じ角度同じタイミング。そして渡辺君が出て来るんだよね。ホラ出てきた。

どうしてまだ体験してないことを夢で見る?
そこから、時間てナニ?人間てナニ?この世界はナニ?と考えるようになった。

本作はパラレルリアリティの話だと思う。
パラレルリアリティ=3次元立方体が重なり合って高次元に浮いているという理論。

素粒子物理学者や宇宙物理学者の間で議論されているが、証明はされていない。


要するに無数のリアルがあり、そこには無数な道を選んだ自分の世界がある。

本作の冒頭と最後に同じような映像が流れるが原因と結果が違っている。

マインド=心・精神・意識
ゲーム=遊び・遊戯・冗談

ゲームとは?で調べると(真剣勝負でありながら楽しいものであり、一種の遊びであり、冗談。)とある。

してみると、この世界はいろんなリアルで心が遊ぶ場所なのだと思う。
それが『キミハ、シンドウスル、エネルギー』(わたしたち)なのだ。




心に残るシーン
☆おじいさんが主人公が出会ったとき、自分にとって今1番価値のあるモノを提示する「わたし、○○○持ってま~~す!!」(;▽;)
☆お姉ちゃんが弾けて踊るとこ。そこには命の躍動と性への祝福があった!
☆セックスシーン。溶けて混じり合う気。美しい!!
☆脱出シーン。スゴイ疾走感!一体となって力んで疲れました(笑)


美術、音楽とてもいいです。観た後気分が高揚しました。

本作はこの間レビューを書いた『アズールとアスマール』みたいに実写・2D・3Dが一緒になっているのでそこが気にならない方と『クレヨンしんちゃん』が好きな方には是非観て欲しいです(人´∀`).☆.。.:*・゜
ゆき

ゆき