だい

犯罪河岸のだいのネタバレレビュー・内容・結末

犯罪河岸(1947年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
途中、相当強引なやり方で自白を引き出そうとする警察たちに胸糞感はあったけど、
それなのに見終わった後はわりと爽やかな気持ちになるのがすごい。

プロットが絶妙なのは、
終盤、ついにモーリスが完落ちになって、
あー、ついに芋づるでジェーンまで辿り着くかー。
と思ったタイミングで、銃を探し始める警察。

えっっっっっっ!!!!!!!
もしや真犯人、別にいる????????

って終盤で急に目線変えてくる力業!!

この仕掛け方、
さすがフランスのヒッチコックだわぁ。

逆に言うと、
視聴者はジェーンの犯行方法を知っている。
警察は実際の死因を知っている。
そのズレが、それぞれの逆側を聞いた瞬間に、
ほぼ同時に繋がったんだよな。
映画の中の警察と、観てるこっちがシンクロする。
この仕掛けって地味にすごいと思うのよな。


なお、
ジェーンは見た目は良くないけど、
歌が上手すぎて、
最初のステージだけでも保存版だと思うわ。
だい

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