【一言で言うと】
「気難し屋のバラード」
[あらすじ]
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルトは、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオと知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく...。
こんな心の底から“沁みた”映画って初めてだ...
『運び屋』を観てから色んな人から今作を観て!とオススメされたんでどんなもんかやっとこさですが😅観たんですけど...
素晴らしい!!
ていうかなんで今まで観てこなかったんだろう:(;゙゚'ω゚'):
多分“辛気臭い”という思い込みがあったからかもしれませんね😣...
まだ数少ない鑑賞本数のクリント・イーストウッド作品ですが、今のところダントツのベストです!!😆
とにかくクリント爺様演じるウォルトの“魅力”が溢れまくってる!
最初はどうしようもない毒舌ジジイだなぁって思ってたんですが...隣に越してきたタオと交流を深めてからどんどん好きになっていきました😄
コミュ力を上げる為に知り合いの床屋で練習したり、仕事の為の工具を貸してあげたりと...最初は忌み嫌ってたウォルトですが、やはり何度も会っていくうちに可愛くなってくるんでしょうね☺️
特に食べ物には目がない所とかがもう可愛らしかったです😋
それにストーリーも淡々としていますが、ウォルトの魅力といい、不思議と時間があっという間に過ぎていったようでした。
それから性格や佇まい、ユーモアなど、『運び屋』の主人公アールと重なる所があり、彼も第三者からの視点から見ればあまり共感し難いキャラクターですが、クリント爺様が演じるからこそ魅力やチャーミングな印象がより一層伝わってくるのですね🤔...
更に個人的に思ったことですが、ウォルト以外の生粋の白人をあまり劇中に登場させなかったのはある意味変わった映画だなと思いますね🧐
こういう多国籍な面にも目配せを欠かせないって所がカッコいいですね!!😆
とりあえず素晴らしい作品でした!
ラストの展開は衝撃でしたが😧...それでもあの家族を守るにはこうするしかなかったんでしょうね😢
毒舌で、頑固者だが、愛すべき憎めないおじいちゃん。
自分も歳をとったらああいうユーモア溢れるお爺様になりたいです😊
”生と死とは?“
ある人が言った。
今まで戦地に赴いてきて、沢山人を殺し、大量の血や泥で汚れてきた。
そして愛する妻の”死“に向き合い、
家族にも見放され、
今まで”生きている“という実感を感じず、
孤独に生きてきた。
懺悔をするにはもう遅い。
自らの手を罪で汚してきたこの私を、
神は赦してくれるのだろうか。
そんな中で友人と言える隣人と出逢い、
初めて”生きている“実感をした。
今まで無愛想ですまない。
優しく接したつもりだが、やはり過去からは逃げられない。
だから、自分でケリをつける。
俺がどうなろうが、心配はするな。
”グラン・トリノ“は、いつまでも俺の分身なのだから...