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アイアンマンのtetsuのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
4.5
マーベル祭り!!
MCUを時系列順に観ていく無謀な挑戦中。笑
2週間かけて、ドラマ版「エージェント・カーター」を観終わったので、やっと観賞!笑

<ヒーロー映画×社会派アクション>
世界各国に兵器を売りさばく"スターク・インダストリーズ"の若手社長"トニー・スターク"
兵器の売り込みのために向かったアフガニスタンで、テロリストの襲撃に遭い、拉致・監禁された彼は、協力者"インセン"の力を借り命からがら脱出。
自分の行いの過ちに気づいた彼は、自社兵器を廃絶するため、鋼のヒーロー"アイアンマン"になることを決意する...。

MCUの礎を築いた記念すべき第一作!

やはり、今観ても相当面白い!
ただの娯楽ヒーロー映画で終わらないマーベル映画の魅力は、 この作品から詰まっていました!

アイアンマンの代名詞となっていくAC/DCの音楽で始まる本作。
これから、どんな物語が始まるのだろうと思った矢先の衝撃展開に、映画館で驚かされたことは今でも忘れられません!

この作品が斬新だったのは、
これまで、明るく楽しいイメージだったヒーロー映画(特にマーベル作品)に"戦争"や"紛争"といった現実的なテーマを盛り込んだことでしょう。
(ここは「キャプテン・アメリカ」にも通ずるかも...。)
本作以前に公開された「バットマン・ビギンズ」などから、よりリアルなヒーロー像が求められる傾向はあったと思いますが、その中でちょうど良いぐらいにシリアスになりすぎなかったところが人気の要因だったのだと思います。
(ちなみに、公開同年には、まさにシリアス志向の「ダークナイト」が公開されていました。←今、考えると、この年すごいな。笑)

最新技術で、
少しずつ強くなっていくヒーローの姿は、男性なら誰しも興奮するはず!!
また、その中で"トニー"が人格者として成長する様子は個人的に大好きでした!
(まぁ、この後のシリーズを見ていくと、そうでもなかったことが分かるんですが。笑)

MCUのキーキャラとなるエージェントコールソンの初活躍、月を背景にする神がかったアイアンマンの画、「キャプテン・アメリカ」の存在を匂わせるシーンなどなど、見所も盛り沢山で、今だからこそ観ておきたい一作でもあります!

そして、
MCU史に残る名ゼリフ、
トニーの「I AM IRONMAN」
この一言が、
この後、10年間に渡る
マーベル・シネマティック・ユニバースの始まりを宣言したと思うと感慨深いですね。

というわけで、
独善的で自己中心的だった主人公が最後に秘書を活躍させるシーンにも注目してほしい本作!
ヒーロー映画には興味のない、
キャリアウーマンの方にもオススメの一作です!笑
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