〖1950年代映画：メロドラマ：小説実写映画化：日活〗
1959年製作で、檀一雄の小説『女の山彦』を実写映画化の山岳メロドラマらしい⁉️
まぁ…兄弟で…な作品でした。

2024年1,748本目

• #2024年鑑賞
• #1959年製作
• #メロドラマ
• #小説実写映画化
• #日活
• #石原裕次郎
• #北原三枝
• #白木マリ

兄夫婦の新築の家のすぐ近くに小屋建てちゃう裕次郎。可愛いフクロウまで飼っちゃってこどもだったら憧れてしまう山の暮らし。はじまってすぐにラストまで想像はついてしまうが、せっかく建てた小屋に火を放って去るっての地味に描いていたけど大胆。金子信雄と宮城千香子の不倫カップルお似合いでよかったのになあ。夫婦の家と裕次郎の家の距離感が良い。この家の描写は後を引く。

「はるかなるアルプスの連峯に燃え上がる裕次郎の斗魂と慕情の炎！」

日本アルプスで山岳写真家・牧戸次郎が雪崩に巻き込まれ遭難した。次郎の兄で流行作家の一郎は恋人である有馬寿々子の家でそれを知った。驚異的な体力と気力で乗り切った次郎は、3日後に捜索隊によって救助された。そして、その次郎を徹夜で看病する寿々子は、彼の優しいまなざしと気丈さに心惹かれてしまう。また、次郎も無自覚に寿々子を愛してしまうーー。

印象に残った場面
・田舎には似合わないような別荘
・次郎と先祖が土地を都会の者にとられた男との喧嘩
・別荘に過去の女が来て驚くがなんとも思わない一郎
・「自分の籠にいないと安心できない女なんです」BY寿々子
・勝手に次郎の小屋に入って下品なパーティーをする東京の人たち
・一郎の昔の女に寿々子のことを言われて怒って、タオルか何かを顔にたたきつける次郎
・霧の中、寿々子を写真にとる次郎
・東京にきてフランス帰りの未亡人といい仲になる一郎
・一郎と次郎の喧嘩
・未亡人に手を引くように言う次郎に「途中で手を引くなんてそんなことしたことがありません」とかえす未亡人
・未亡人が次郎に銃を向けて寿々子から手を引くように言う
・小屋を燃やしてフクロウを預ける次郎

他の方の評価が低くてびっくり。なかなかよくできた映画だと思ったけど、裕次郎の他の作品のイメージができてしまってる方にはイマイチだったのかも。裕次郎が男泣きするのがダメだったのかな。

北原三枝がブリジットバルドーの顔に似てると思った。