女流棋士姉妹と、夫、恋人の物語…☆
…タイトルから…「将棋」が出てくるとは…思っていなかった…(笑)

こんなに良い旦那さん、恋人…なかなかいないよ…と観ていた前半…(笑)

…妻(恋人)が勝負師…とはいえ…あんなに気を遣っていたら…疲れちゃいそう…って…^^;
(旦那さんだって…会社で色々あるはずなのに…)
…だから…前半は瀬戸朝香演じる奥さんに…イライラしてた…(笑)

でも…
やっぱり「夫婦」「恋人」って…良いな〜って最後は思ったよ…♡

…夫婦だから…恋人だから…
強がってしまったり、意地を張ったり…
素直になれないって…あると思うけれど…
近しい間柄だからこそ「ありがとう」「ごめんなさい」は…ちゃんと言わないとね…♡
…そして…素直に…ならないとね…(笑)

将棋の話？夫婦の話？姉妹の話？…と思ったけれど…「全部」だった…この作品…(笑)

ラスト近くから…泣けちゃった…(涙)

観始めた時は、う〜ん…^^;って思っていたけれど…
良い作品だったよ…(o^^o)

もう一度、観たかった「とらばいゆ」を再鑑賞してみた。当時に、一度きりしか観てないけど覚えているかしら。そんな淡い記憶が残る…あの頃を彷彿させてみたい。

大谷健太郎監督の作品。「アベックモンマリ」や「約三十の嘘」が好きなので当時は割りと好みの監督のヒトリだった。だけど「NANA」以降は余りパッとしない印象ではあるけどね。

そんな、あの頃を何気に振り返りたい作品でもある。配信なさげの作品を宅配レンタルしてみたくなる軽い衝動。ちなみに、配信や宅配レンタルでも観れないタイトルは、まだまだ他にも沢山あるけどね。

主要キャストには、瀬戸朝香、塚本晋也、市川実日子、村上淳の4人。まぁ、丁度良いぐらいの雰囲気良さげキャスト。今ではこんなタイプの4人が集う映画って珍しいのかも。

大谷健太郎監督の作品では「アベックモンマリ」が一番好み。テイストや流れる空気感が似ている。ソレはやはり2×2の4人スタイルの作品やからかな。

塚本晋也の個性がすこぶる良い。映画監督では「鉄男」なんかの不条理テイスト満載やけど。イチ俳優では、内に秘めたる優しさを醸し出しているかのよう。ヒロインの瀬戸朝香は余り映画女優という印象はないけれど、ツンツンしている役柄は妙にハマっていた。

市川実日子は相変わらずの安定感を発揮している。このヒトは昔から何も変わらへんよね。軸がぶれない印象。村上淳を久し振りに見たけれど、この当時の雰囲気は、独創的な空気を漂わせているようには映る。あと、大杉漣や鈴木一真もいてたのだ。

そんなこんなで、瀬戸朝香と市川実日子は姉妹の設定。しかも、二人ともプロ棋士。将棋姉妹だとは完全に忘れていたけどね。全編に渡り他愛もない会話が満載。そう、会話の妙を楽しむべき作品でもあるかな。

そんな4人の歩み寄る姿。そして、衝突。プロ棋士との結婚生活なんて、まるでリアリティ感は無いけども行く末を見守りたい気分にすらさせれる今日この頃。

夫婦喧嘩は犬も食わない。プロ将棋の世界に生きる姉妹棋士のピリピリとしたプライベート空間。オロオロと振り回されるパートナー達の腫れ物に触るようなギスギス感が何故か可笑しい。軟弱だが優しい夫を好演した塚本晋也の朴訥さが良いアクセントになっていた。20年家に居続けたDVD初見、面白く観られた。

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