とらばいゆの作品情報・感想・評価

「とらばいゆ」に投稿された感想・評価

中倉彰子、宏美姉妹をモデルとした女流棋士とその夫、恋人とのラブ・コメディ。
家庭内でのドタバタ劇と将棋をさす勝負時の地味な空間ギャップが激しく、奇妙なテンポをもつ作品。しかも本城麻美(瀬戸朝香)の暴君さながらのわがままとそれに翻弄される夫、宮前一哉(塚本晋也)のやさしさというかダメっぷりが強烈な印象を与えてくれる。とにかく激しい喧嘩が見もので、それぞれの言い分がそれぞれ理があるのだが、結局どれもこれもそれぞれの贅沢な言い分であったりもする。そのやりとりに笑いと共感がうまく詰め込まれていて、観ているほうはその流れにうまく入っていける。だからこそ、下地がしっかりしているので、地味な将棋勝負もその真剣さを感じ取って、ほどよい緊張感を味わうことができるようになっている。
が、麻美の妹、本城里奈(市川実日子)とその彼氏である矢島弘樹(村上淳)が姉夫婦のところに意味なく出入りしていることや、クライマックスでの麻美のものわかりのよさなど、ご都合主義的な不自然さがいくつか感じられるのが残念だ。コメディというわりに真面目に展開する物語なので、その点で損をしているようにも感じた。
こく

こくの感想・評価

1.0
早過ぎた女流棋士モノ。
天才的な人を描いているはずなのに、天才感や天才ならではの苦悩は皆無的な!
まぁ

まぁの感想・評価

3.6
女流棋士姉妹と、夫、恋人の物語…☆
…タイトルから…「将棋」が出てくるとは…思っていなかった…(笑)

こんなに良い旦那さん、恋人…なかなかいないよ…と観ていた前半…(笑)

…妻(恋人)が勝負師…とはいえ…あんなに気を遣っていたら…疲れちゃいそう…って…^^;
(旦那さんだって…会社で色々あるはずなのに…)
…だから…前半は瀬戸朝香演じる奥さんに…イライラしてた…(笑)

でも…
やっぱり「夫婦」「恋人」って…良いな〜って最後は思ったよ…♡

…夫婦だから…恋人だから…
強がってしまったり、意地を張ったり…
素直になれないって…あると思うけれど…
近しい間柄だからこそ「ありがとう」「ごめんなさい」は…ちゃんと言わないとね…♡
…そして…素直に…ならないとね…(笑)

将棋の話?夫婦の話?姉妹の話?…と思ったけれど…「全部」だった…この作品…(笑)

ラスト近くから…泣けちゃった…(涙)

観始めた時は、う〜ん…^^;って思っていたけれど…
良い作品だったよ…(o^^o)
「内」に発信する寂しい世界 大谷健太郎「とらばいゆ」

大谷健太郎の演出にさしたる不満はございません。これはゼロ年代の日本映画界の構造上の問題のような気がします。
塩田明彦「どろろ」「黄泉がえり」青山真治「レイクサイドマーダーケース」瀬々敬久「感染列島」廣木隆一「機関車先生」阪本順治「亡国のイージス」「人類資産」など才人映画監督たちが明らかにご自身の資質と異なる作品に手を染めねばならぬ哀しい現状と同じです。
棋士の姉妹の夫婦・恋人関係話なんだけど、女側にいいところが見出だせずひたすら男側がいい人という印象。
棋士にしがみつく理由も必死さも伝わってこないので、女のヒステリーにしか見えない
棋士でありたいという気持ちや理由、必死さが少しでも伝わってくれば、あれだけ暴れまわっていることにも納得ができたかもしれないのに…
3月のライオンを見る前ならもうちょい見方が変わったかもしれないかな
イッサ

イッサの感想・評価

2.8
女流棋士という設定である必要は無いと思う。そしてこの姉妹の扱いの難しいこと。旦那と彼氏が出来すぎなくらいいい人。
進退のかかった対局の夜に帰ってきてくれた旦那見たときはキュンキュンしたよ。

あーこんな男になりたい。
もた

もたの感想・評価

3.6
瀬戸朝香演じる妻がとにかく憎たらしい
ある旋律のチンピラくらい憎たらしい

脚本も演出も昇華されてないのがすごく気になる
配慮が行き届いていない長回しは、かえって作品の出来を悪くしますね

ただ、塚本晋也が最高です
この人のキャラ造形だけはものすごく丁寧で、妻がクソなぶん魅力的に見えた(瀬戸朝香もすごくいいんだけど笑)
シンゴジで大活躍の、物腰低めな塚本晋也のイメージは割とそのままだけど、市川実日子のほうは今と真逆のイメージすぎてちょっとびっくりする
jam

jamの感想・評価

3.1
勝負師の夫婦の成功例ですね。
これはこれで良かったと思います。
観た
何というか…共働きの生活をしながらどう生きていくかを見せられた映画でした。
互いにどんな一日を過ごしているか共有する事はたやすくはないが、大事ですね。
思いやりはその後考えればいい。

プロ将棋指しの姉役は残念
弁当投げ飛ばすなんて、ネジ外れたヒトですね。

私もアマながら将棋を長くやっています。
優勝者のかかった大一番に限らず、まけ試合は辛い時があります。かといって当たり散らす、生活に支障をきたす、などはありえません。
勝負を乗り越えて自分でメンテナンスしながら次に挑んでいける精神がなければ、落とされて当然です。
相撲のように将棋も心技体が必要です。
織田

織田の感想・評価

3.0
カップルや夫婦において仕事の話をするのって実は結構難しかったりする。
職場での相手のことは自分は知らないし共感もなかなかできない。だから聞いていても面白くなかったり。

労働という訳の他にも、この作品の仕事とは意味があると思う。
それは夫婦とか恋人同士の間でのタスク。役割に近いのかな。
麻美と一哉はそこが破綻しかけていた。里奈と弘樹は料理という面で齟齬があった。
怒り方が尋常じゃないために、おおごとになる展開だけども我々傍観者から見たら些細な原因。

男女二人ずつにフォーカスしているのでそれぞれのカップリングを隣の芝は青く見えるのノリで描いているのも良い。
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