2017/2/11 秋田シネマパレにて鑑賞 (4回)。
冒頭、火炎放射男が暴れる通りでリッグスは父になり、マータフはお祖父ちゃんになることが発覚!
そして、"壊し屋"2人は、デスクで大人しくすることを条件に、警部に昇進してしまう!!
1作目から約10年、「リーサル・ウェポン」ことマーティン・リッグスは自らに老いを感じ、殴り合いにも負ける始末。
1,2作目のファンであれば違和感を感じる事と思うが、今一度、1-3を見直してほしい。これはアクション映画の「北の国から」なのだ!
俺の中では『ワイスピ』シリーズより、『リーサル・ウェポン』シリーズの方が家族映画である。
2から登場するレオに、3からのローナとそれぞれに見せ場があり、新キャラのバターズだってうるさいからこそ、マータフの父としてのキャラクターが際立つ。
また、2よりレオを見てきたファンにとっては、ラストのリッグスとのやり取りにグッとくるし、この"カエルの話"こそが本作の存在意義を表していると思う。
つまり、1,2作目は"フロッギー"だが、4作目も大切なシリーズなのだ。
それだけでなく、ジェット・リーが最強の敵として登場し、ベニー・チャンのくだり一つ取っても、過去作に引けを取らないやりたい放題ぶり。
もちろん、音楽もいつものケイメンに、クラプトン、サンボーンの泣きのメロディ。
さらに1-4を監督したリチャード・ドナーのキャスト・スタッフに対する愛に溢れたエンドロールも必見。
「Why Can't We Be Friends?」の選曲も含め、映画史上最も好きなエンドロールだ。
最初から最後まで色々な愛に溢れた、シリーズの終わりに相応しい大傑作である!