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OK牧場の決斗のmichiのレビュー・感想・評価

OK牧場の決斗(1957年製作の映画)
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OK牧場での撃ち合いは『荒野の決闘』と同じ題材で、登場人物も重なる人が多いのに、どこに重きを置くかで全然違う作品になるもんだなーと感心した。
西部の平和な日常が挟み込まれた『荒野の決闘』も良かったけれど、本作のワイアット・アープとドク・ホリデイの男の友情がかっこよくて静かに痺れる。
病気で咳が止まらないドクを演じたカーク・ダグラスは、咳のパターンとか回数とかしっかり計算していたらしい。最後の方は、ワイアットへの気持ちだけでなんとか生きている様子がすごい。

全体的にはスタンダードな西部劇という印象で、良い意味で面白みがないと言うか…矛盾しているようけど、安心して観られる反面、酒飲んで賭博してちょっとしたロマンスもあって、あとただ熱いガンマンが撃ち合うという、ザ・西部劇って感じ。「今、昔の名作を観ているんだ!」と実感しながら観られます。
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