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フランケンシュタインの花嫁のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️JP Title :
「フランケンシュタインの花嫁」
Original Title :
「The Bride of Frankenstein」
▪️First Release Year : 1935
▪️JP Release Date : 1935/07/11
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-539 再鑑賞
🕰Running Time : 75分
▪️My Review
ボリス・カーロフ演じる怪物の悲哀が前作よりも増してクローズアップされています。“生きるの嫌い。。。死ぬの好き。。。”こんな気持ちを持ち、涙を流す怪物に感情移入。ラストは切なさマックスでした。
本作は、前作『フランケンシュタイン』(1931年)の続編にあたり、監督ジェイムズ・ホエールと怪物役のボリス・カーロフは前作から継続で、監督ジェームズ・ホエールはホラーとコメディを見事に融合させた傑作で前作を上まわる仕上がりの作品となっています。
ボリス・カーロフの怪物はいくつかの言葉を喋るようになり、より人間に近い存在となり、また心を通わせる相手が欲しいと願う怪物の心情が共感をよんだんですね。。。辛い。
その一方でエルザ・ランチェスター演じる怪物の花嫁は映画史に残る強 キャラクターの一つとなっています。たった5分の出番なのにそのインパクトは絶大。ミイラのような格好をして、白鳥のような鳴き声で、黒髪に白のアクセントを効かせたエジプト風のヘアスタイルです(笑)。
ホラーとコメディが融合している本作のプロットはこれらのいくつかの要素が醸し出すシャープなコントラストが大きく絡み合い、またキリストまでをモチーフにして生と死の深いテーマを描いた見事な作品になっています。

物語は。。。
前作で死んだと思われていたフランケンシュタインの怪物が生きていました。怪物は盲目の老人と知り合い、初めて人間として扱われる喜びを知ります。一方、邪悪な博士プレトリアスは、フランケンシュタインを脅し、怪物のパートナーを造ろうとしていました。。。

エルザ・ランチェスターが怪物の花嫁とメアリー・シェリーの二役を演じています。
フランケンシュタインのシリーズの中でも必見の作品ですね!!

▪️Overview
「フランケンシュタイン(1931)」の続編で、同じくボリス・カーロフ主演、コリン・クライヴ共演、ジェームズ・ホエール監督で製作されたもの。「幻の合唱」の脚色者ジョン・L.ボルダーストンと「模倣の人生」の脚色者ウィリアム・ハールバットが協力して書き下ろし、ハールバットが脚本を作った。キャメラは「化石人間」のジョン・J・メスコールの担当である。カーロフ、クライヴの他に、「幻の合唱」のヴァレリー・ホブスン、英国から招かれたエルザ・ランチェスター(チャールズ・ロートン夫人) 「魔の家(1932)」のアーネスト・シージガー、「フランケンシュタイン(1931)」のドワイト・フライ、O・P・ヘギー、ユーナ・オコナー等が出演。(引用:映画. com)

▪️Director : ジェイムズ・ホエール
▪️Writer : ジョン・ボルダーストン、ウィリアム・ハールバット
▪️Music D : フランツ・ワックスマン
▪️Cast. : ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、エルザ・ランチェスター
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