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『ホースメン』に投稿された感想・評価

記録(当時、珍しいモンゴルロケの映画)
sleepy
4.2
フランケンハイマー映画=走る *****





フランケンハイマーといえば本物指向で、リアルさ、迫真性を追求し、
素材に心血を注ぎこんで圧倒的な映像を見せてくれた監督さん。特に『グラン・プリ』『ブラック・サンデー』等。監督が当時興味を抱き、没入したのがアフガニスタンの騎馬民族の騎馬競技であった。それで負傷し、失意と恥に打ちのめされて部族を離れ、過酷な大自然の中を放浪し、父との確執を乗り越えて自分を取り戻す物語。この騎馬競技、賭け闘羊のダイナミズム、雄大で荒々しい当地のパノラマ、部族の伝統的な生活の様子、過酷で独特な風土を、素人のエキストラを動員し、皆の汗、体臭、風、土埃、熱気、馬の息吹まで手に取るようにフィルムに焼き付けた。徹底したリサーチとロケハンの労力を費やしたことがわかる(ほぼ)オールロケの入魂の1作。時代は戦後であり、族長が見上げた空高くにミグ(?)らしき戦闘機が爆音を挙げて飛ぶ・・。

特に前半のハイライトである競技のシークエンスの生々しさと疾走感、臨場感は只者ではない。劇場で観たかった・・。「走る」ものを撮らせると超一流のフランケンハイマー。『グランプリ』『フレンチ・コネクション2』・・。各部族を代表する騎馬の強者30人ほどが馬に乗り、山羊(?)の屍を広大なトラックで奪い合う競技である。走るカメラ、ダイナミックな空撮、クローズアップ、振り下ろされる鞭(これでしばきあいながら山羊を取り合う。格闘技版ポロみたいである)、怒号、いななき、歓声、蹄の音、照りつける太陽、立ち昇る湯気・・。

手ひどい怪我を負い、気絶し屈辱にまみれたウラズ(シャリフ)は、従者の御付き(高貴な出である)と旅に出て、さまざまな出会いをする。そこで出会う美しき女性との不器用な愛情ととまどい。失意と回復。珍しく(?)苦悩するシャリフが印象的だった。劇場公開のあと、VHSになったきりだったが、近年某会社の復刻シネマライブラリー・シリーズで発売。現在廃盤状態。

ちょっといびつな感じもするしフランケンハイマーではあまり語られることの少ない印象の本作だが、フランケンハイマーを語る上で外せない1作と思う。シャリフ作品としても前述『ドクトル・ジバゴ』とともにもっともシャリフを堪能できる1作と思う。撮影はジャン・ルノワールを伯父にもつ、名手クロード・ルノワール(『ピクニック』(ルノワール監督版)、『河』『血とバラ』等)、音楽もあのジョルジュ・ドルリュー。
Baad
4.3
アフガニスタンの国技ブズカシと、その厳しい競技の掟を通じて成長していく青年を力強く描いた映画。

主人公の青年を若き日のオマー・シャリフが演じています。学生時代に観て、大変感動しました。内容は、まるで、さすらいのカウボーイ・アフガニスタン版、なんですが(笑)、競技のシーンは大変臨場感がありました。

たしか、911の直後にイスラム教徒を対等に描いた作品はアメリカ映画では10本に満たない、というような報道があったように記憶していますが、この映画はそのうちの一本に、多分数えられていたのではないかと思います(あくまで推測)。

(ブズカシ 2010/1/25記)

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