踊る猫

青い春の踊る猫のレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.5
信頼出来る筋の方からは「駄作」と評されていたのだけれど、劇伴をあのミッシェル・ガン・エレファントがやるということと『ナイン・ソウルズ』を撮った豊田利晃氏がメガホンを取ったということで、正直かなり楽しみにして観てしまった。結論から言えば、こちらのそうした期待値が高過ぎたのかなという印象を抱く。様々なエピソードが羅列されていくのだけれど、それらの間に繋がりがなくエピソードの串刺し状態なのでどこか散漫に感じられたところは否めなかった。流石は豊田監督だけあって不良たちの日常をヒリヒリするほどリアルに描いている点は好感が持てるし、それ以外にも光るシーンがあったのでこれは他の豊田監督の作品をきちんと観てから改めて観直してみるべきかな、と考えさせられた。
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