このレビューはネタバレを含みます
テーマは赦し。
今作でも見事なストーリーを作り上げたサム・ライミ。
伯父の死の真相、ハリーとの対決、ピーターとMJの恋模様。
1作目から引っ張ってきたネタを、三部作の完結編として見事に纏め上げたよなあ。
上映時間は2時間20分もあるけど、エピソードが詰め込まれまくってるので、俺は時間の長さを感じなかったし、面白かったです。
個人的に好きな場面は、黒ピーターがまるで違う映画のキャラクターかというくらいリズムに乗って街を歩き、踊るところ。
監督、遊んでるよなあw
あと面白かったのは、相変わらずの編集長と、フランス人にお願いした指輪のくだりかな。
サンドマンのヴィジュアルは凄かった。特に登場シーンあたりは砂の一粒一粒からカメラが引いていって…と、それこそ数え切れないほどの粒子をCGで処理してるんだから、あの映像には舌を巻いてしまったわ。
あとアクションシーンは凄い迫力。
序盤のニュー・ゴブリン戦から本気の演出だし、あれだけCGと実写を組み合わせたアクションでも違和感がないのだから、ホントに大したものだと思う。