ゆるい雰囲気ながらも戦争映画の話なのには違いないので、ドイツ兵が無駄に殺されます。若い軍人が仕事してるだけで突然やられちゃうのは苦しい。
そこに心を痛めていたら娯楽戦争映画は成立しなくなるので、そこはさておき…なのですが、期待しなすぎたせいか、思ったよりは面白かった。
危険でも無償でも勲章ももらえなくても、ミッションさえあればやる気満々のおじいちゃんたち。若い頃はバリバリ軍人だったことが窺えるけれど、引退してしばらく経っても衰えないやる気が素晴らしい。史実らしいからすごい話だ。
グレゴリー・ペックは何歳になってもグレゴリー・ペック。良くも悪くもいつもどおりです。知的人格者っぽいオーラが出ているから、従えたおじいちゃんたちが素直に言うこと聞いちゃうのも分かる笑
ロジャー・ムーアはなんか微妙だった。明らかにジェームズ・ボンドを意識している感じで、なんか全体から浮いているような。きれいな女性にうつつ抜かしてる変なやつでした。わざとだったのかな？前半のデートを繰り返す流れがよく分からなかった。
スパイありアクションありで盛りだくさんではあるけれど、グレゴリー・ペックとデヴィッド・ニーヴンだと、やっぱり『ナバロンの要塞』だよねーと思いました。
