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『愛すればこそ』に投稿された感想・評価

1955年、各独立プロが存続の危機を打開しようと総力を結集した3話オムニバス映画。全スタッフ・キャストがノーギャラで参加。脚本は1話が新藤兼人、2&3話が「真空地帯」(1952)などの山形雄策。

■1話「花売り娘」吉村公三郎監督
銀座のバーの雇われママ(乙羽信子)は、深夜の街角にたたずむ花売り娘から売れ残りの花を全部買ってあげた。その夜、娘が帰宅すると療養中の姉が亡くなっていた。。。
※ロケ地 銀座・佃島・勝鬨橋

先日観た「銀座化粧」(1951)でも銀座のバーに花売り娘が来ていた。大切な人を亡くした者同士のささやかな心の交流を描く。アパートの窓から勝鬨橋が開くのを二人で眺める、その小さな偶然に希望を見出そうとする健気な詩情に共感。


■2話「とびこんだ花嫁」今井正監督
川崎の工場に勤める河野(内藤武敏)のアパートに、ある日、若い女性(香川京子)が訪ねてきた。それは前に故郷・広島の母から写真を送って来ていた同郷の花嫁だった。。。
※ロケ地 川崎駅と工場地帯

田舎駅のような当時の川崎駅の佇まい。対して延々と広がる川崎の工場地帯の風景が圧巻。セットが作れないためロケが多いのも独立プロ作品の魅力だ。若い男女の背景には地方農家の“口減らし”という厳しい社会事情がある。

■3話「愛すればこそ」山本薩夫監督
夫を亡くした八重子(山田五十鈴)は競輪場のアルバイト。同居する娘二人は就職したが低賃金で貧しい暮らしを続けている。一人息子の大学生・茂は“血のメーデー事件”で拘置所に入っていた。面会に行った帰り、息子の友人ゆみ子(久我美子)と出会う。。。
※ロケ地 調布の京王閣競輪場 足立の小菅駅と東京拘置所

本作を観る動機となったのがこの第3話。“血のメーデー事件” (1952)を扱った映画は他に「プーサン」(1953)しか見つからない。戦後80年を振り返る時に、60年安保以前のこの時代の動きが現在日本を把握する上で大きな参考になると思う。

この話では、当時の全学連の反軍国主義&共産主義志向を明確に肯定して描かれている。1955年の六全協の年に製作されているためか、序盤には基地へと向かう米軍車両が映し出され反米・反安保の主張も伝わってくる。皇居前広場が“人民広場”と呼ばれていたのも初めて知った。この姿勢が60年安保へと続き、さらに少しずつ形を変えて全共闘による70年安保に繋がっていく。

本作全話に通底して労働者たちの困窮と立場の弱さへの同情が示される。その後、実際に社会経済を豊かにしてきたのは資本主義で間違いないが、人権意識を後押ししてきたのは古き良き共産主義者たちが唱えた“平等”の論理だったように思う。大雑把にまとめれば、2つのイデオロギーが共存しつつ進んできたのが1980年代頃までの日本社会の良さだったのではないか。イデオロギーが1つになってしまったら、その国は全体主義間近と言えるだろう。

拘置所に面会に行った母は大変に辛い生活状況であるが、平和への理想を語る息子の様子と健全なガールフレンドとの出会いに笑顔を取り戻す。10年前の戦時中の母親たちとは不幸の質が違うということか。話の隅々から発せられる潔いほどの共産プロパガンダ色が微笑ましい。まだ共産主義に理想を抱いていた時代だったのだ。

その後はと言えば、70年安保の敗北と連合赤軍事件をきっかけに共産主義=ネガティブな印象となり、若者たちはノンポリを最良とすることになった。それから50年。共産主義的な団結志向までもが徹底的に駆逐され、現代日本は新自由主義と自己責任論の国へと歩みを進めてきた。ノンポリ国民をまとめようとした時、キーワードが愛国となるのは必然かもしれない。

※本作の解説には「息子・茂が思想犯で拘置所入り」と書いてあるが、思想犯保護観察法は敗戦と共に廃止されているので、正しくは騒乱罪との設定だと考えられる。
独立プロの経済的窮地を脱するため、近代映画協会、中央映画が結集し、スタッフ、キャストは全員ノーギャラで取り組んだ作品。3話のオムニバス。3人の監督(吉村公三郎、今井正、山本薩夫)、3人の撮影。脚本は新藤兼人、山形雄策。製作・配給は独立映画。 川崎市民ミュージアムにて
独立映画、モノクロ、オムニバス3作

出演者
「花売り娘」 乙羽信子、殿山泰司
「飛び込んだ花嫁」 香川京子、内藤武敏、高橋豊子、東山千栄子(声)、小澤栄(声)
「愛すればこそ」 山田五十鈴、岸旗江、中原早苗、久我美子、山村聰、清水元、北林谷栄

監督は吉村公三郎、今井正、山本薩夫

【内容】
『花売り娘』20分くらい
乙羽信子はバーで雇われマダムしていて、生花を売りにきた女の子から全部買ってあげる
それが縁となって再び乙羽信子と少女は出会うことになる
偶然にも2人は出会った日の夜に大切な人と死に別れていて、、、

『飛び込んだ花嫁』25分くらい
内藤武敏は貧乏な工員、彼の住む下宿に初対面の綺麗な娘さん(香川京子)が訪ねてくる
娘さんが持参した彼の母親の手紙によると
「嫁を送っといたのでよろしく」

内藤武敏は1人で食ってくのにも精一杯なのに嫁をもらって食わせてくなんてとても無理、でもなかなか強く追い返せない
香川京子のほうも実家の口減しになればと嫁入りしてきたわけで、、、

『愛すればこそ 』35分くらい
山田五十鈴の一家は貧乏暮らし&不幸のどん底
というのも息子の茂がなんちゃら運動に参加して政治犯として小菅にいるせいなんだとか
姉(岸旗江)は結婚も出来ず犠牲になるばかり、妹(中原早苗)も夢を諦め働いている
見かねたおじさん山村聰(亡父の弟)は山田五十鈴に茂の面会に行きなんとしてでも改心させろ、と言うのだった(間違いを認めて反省したら帰れるらしい)
だが面会で息子の顔を見た山田五十鈴はそんなことは言えず、、、

【感想】
全体的にはいまいち
1番目は普通、2番目は良い、3番目は悪い
終わり悪ければ全体的にも悪かったような気がしてしまう

たぶん3つに共通するのが
貧乏や不幸の中にも希望や幸せがある、みたいなことなんだろうけど
3番目だけは共感出来ない、むしろ気持ち悪い

劇中の茂のような考えも一理あるとは思うけど、家族に迷惑かけて困窮させてまですること?
考えは立派かもしれないけど現実を見てほしいと思った、賢いバカだと思った
そんな運動なんて生活に余裕のある金持ち学生(久我美子)たちに任せときゃいいのに

・良かったところ
1.花売り少女にすごく優しい乙羽信子
2.内藤武敏と香川京子の純真なカップル
3.我慢の限界で荒ぶる岸旗江

・まとめ
監督が吉村公三郎、今井正、山本薩夫
出演者に乙羽信子、香川京子、山田五十鈴、山村聰、久我美子
っていう名前を並べてみると期待したくなる映画だっただけに見終わってガッカリしちゃった

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