このレビューはネタバレを含みます
キャバレーで働くちょい悪ドラマーで、墓参りに行っては、「はい、さいザンス♪」とか、謎の歌を歌う佐田啓二のキャラが斬新。
意外にも最後まで善人だった小沢栄太郎と、江戸っ子おばあちゃんの老いらくの恋が…
花屋の娘(久我美子)と祖母(田村秋子)。
亡き兄の友人である3人の男たち。
祖母と接触事故を起こした隠居の身分の紳士老人。
途中ヤキモキさせられたりチグハグになり出してくる。ちょっとクサい展開やB…
戦後に生きる若者のそれぞれの立場が厳しいなかで、ほろ苦いも甘いも経験してゆく姿がまぶしー!
斜に構えたフリする佐田啓やどっしりだけど軽やかに江戸っ子してるおばあちゃんが最高に格好よくてあんな風になり…
戦争と格差とで生まれてしまった色んな溝に悩む若者たち。いつしか変わってしまった関係性にテコ入れするかの如くな墓場のシーンが結構ドラマチックなんだけど、戦死した友人も含まれた仲間の変化と、その変化に対…
>>続きを読む戦争を経験し、それぞれの立場も変わってしまった友人たち。未来にそれぞれに悩む若者の姿。嫌味ったらしさが無く、まっすぐで見て晴れやかな気持ちになれる。戦後の未来への希望を感じる映画。おばあちゃん映画で…
>>続きを読む友情に恋。
いつの時代も変わらない物は有り難い。
まだまだ十分に若い彼らにとっても、過ごした青春が懐かしくて恋しい。
ずっと同じ場所に居られない事は理解していても、そこにとどまっていたい気持ちが強か…
1955年
松山善三脚本
小林正樹監督
戦争やそれぞれの生活事情により微妙に変わっていく主人公とその友人たちの青春ドラマの秀作。
もちろん時代背景は現代と全く異なるが、真面目な小林監督の演出が見て…
ロケシーンが多くて当時の風景が沢山出てくるのが嬉しい。
映画は本当に風景遺産だなと思う。
戦後10年の東京で各々もがきながら生きる若者たちの群像劇。
メインは木村功と久我美子のカップルだけど何でジ…