銀座の女の作品情報・感想・評価

「銀座の女」に投稿された感想・評価

mingo

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3.7
吉村コンプ目指してんのか私は。成瀬巳喜男の「流れる」まんまな一本。宝くじ狂いの藤間紫が愛くるしい。銀座感が意外に少なかったのが残念だし後半ホームズ役の警察署長の殿山泰司とワトソン役の部下の刑事阿部徹のミステリー調コメディに変色するのもなんだか違和感、アリバイの証拠の子猫を抱くおどおどしい金子信雄は最高。
一

一の感想・評価

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ほんと冒頭だけしか登場しない飯田蝶子が芸者屋の女将・轟夕起子を苛んでいくあの蝶子力。夕起子の娘たちには、最初に旦那を持たされて以来ジャズにハマった南寿美子、自分で500票入れてミスコン3位を勝ち取った乙羽信子。そして『帰ってきた若旦那』を観て以来大好きになってしまった藤間紫は宝くじ狂。みんな素敵~。後半、探偵小説ファン(本人そのまま!)の警察署長・殿山泰司とチョビヒゲ安部徹が登場してからのミステリー展開はなんだか物足りないというか余計というか…。けど、焼けた芸者屋でも全然どっこい生きてる彼女たちはクールだった。
@シネマヴェーラ渋谷

愛すべき作品。吉村版「流れる」じゃんと思いながら、実はこの作品の方が公開は早かった。

轟夕起子が老いに追われる中年女を多彩な表情で演じる。火事のシーンの危うげな感じとかたまらない。

後半の事件は唐突な気もするし、いまいち内容はあってないような薄さなので観た後にすぐ忘れてしまった。だけど嫌いじゃないです。
白

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2.5
あからさまに映画のために拵えたようなドタバタ劇を苦笑気味に視界に留めておく他なかった。
設定した人物のキャラクターはよく演出できていたと思うけど、そのデータベース消費の向こう側にある映画的満足には辿り着けなかった。とにかく画面が退屈で仕方がない。
moku

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3.8
後半の あるエピソードでの話の引っ張り具合は流石に長いよ…とは思ってしまうけど、銀座の置屋の芸者話でこのキャストってだけでも楽しいよね。
轟夕起子が老後の事を考えて若い男に貢ぐ…なんて設定だけでもなんだか泣けちゃう…。(そして予想通りの展開にますます泣ける)

<脚本家 新藤兼人>
tokio

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3.5
Rec.
❶20.02.09,シネマヴェーラ渋谷(35mm)/脚本家 新藤兼人
takandro

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4.0
女性が強く生きている。養老院に入ることを恐れるママ、その下で必死に生きる銀座の女たち、、成瀬のように女性の力強さを描いている。

後ろで見ていた爺さんが、俺も家帰って火つけてやるかな!とかでかい声で言ってて日本の爺さん(ヴェーラにいるような人)怖いなって思った。
銀座の置屋を舞台に芸者たちの日常を描く。
これは映像が凝っていてすごく良かった。何が良かったかというと、各シーンにいろんな仕掛けがある。
例えば、轟夕起子と男性が歩いている場面、カットが変わると水をまいている女性の後ろ姿になり、あれ何だろう?と思うと、その女性が振り返って話し掛けたのが轟夕起子という具合。

このアップはなぜ? この人は誰? ここでカットを割ったのはなぜ? と、疑問を追っていくと、ちゃんと理由があるのが面白かったと思う(答えが分かるのはすぐだったり、ずっと後だったりする)。

旧作にしては上映時間が長くて、ラストのエピソードが予想以上に続くのは戸惑ったけど、ここでそれまでの部分が布石になっていたのに気付いた。

「脚本家 新藤兼人」
ハードコア過ぎるガーリームービー。もちろん最高。焼け跡の天井と独房の窓から差し込む陽射しがノワール。銀座感がなかったのが残念。