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ガメラ対宇宙怪獣バイラスのkazu1961のレビュー・感想・評価

ガメラ対宇宙怪獣バイラス(1968年製作の映画)
3.0
▪️Title : 「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1968
▪️JP Release Date :1968/03/20
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-488 再鑑賞
🕰Running Time:72分
▪️My Review
昭和ガメラシリーズ4作目、同時上映は『妖怪百物語』で一緒に劇場鑑賞しました。個人的には『妖怪百物語』の方にハマりましたけど。
本作より昭和シリーズは、アメリカでのテレビ放映契約を織り込んだ制作体制となったため、子どもたちの冒険を軸としながら、そこにガメラの勇姿を織り交ぜた勧善懲悪のキッズ・ムービーに統一されていきました。代表的なシーンは、ラストで子供たちが大空を飛ぶガメラに手を振るシーンに、ジュブナイルなイメージを感じますね。なので子供時代に観た時は楽しめたんですが、大人になってから再鑑賞すると少し辛いですね。。。音楽もそう。
また海外輸出を意識し、必ず外国人少年を登場させるという措置が取られるようになったのも本作からなんですね。
ただし、昭和シリーズならではの怪獣造形の独特なおもしろさ、B級感はますます際立っていき、本作でもイカをモデルにしたようなバイラスの造形が秀逸ですね。
あと、残念なのは予算の都合か、バイラス星人がガメラを分析するということで、過去の決闘シーンを回想して過去のフィルムを使う場面が長すぎますね。ファンサービスというよりは、本編の短さを感じてしまいます(しかも本郷功次郎は別の役でも写り込んでます)。あとガメラの東京破壊シーンも使い回しですね。。。
昭和ガメラシリーズは本作で最後の予定でしたが、大人の感想とは別に、公開されると本作は子供たちに大評判となり、大ヒット。大映本社は翌年、次作『ガメラ対大悪獣ギロン』の制作を決定することとなったんですね。
おまけとして、後に『でんきくらげ』など大映セクシー路線のシンボルとなる渥美マリが、ガールスカウト姿で登場しています。

物語は。。。
宇宙を航行していたバイラス星人の宇宙船は、占領に適した環境を持つ星・地球を発見しますが、そこにガメラが出現しガメラの攻撃を受けた宇宙船は母星バイラスへの2号機の派遣要請を残して大破します。間を置かず現れた宇宙船二号は、地球侵略の最大の障害であるガメラの排除を目標にしていました。。。

本作からオープニングに主題歌「ガメラマーチ」が登場。子供の頃よく口ずさんでいました(笑)

♫ガメラガメラ、つよいぞガメラ、つよいぞガメラ、つよいぞガメラ。。。火、水、木、金 火、水、木、金。。。火星か金星どこかの星の、宇宙怪獣 なんでも来い、切ったぞ 突いたぞ ゴーゴーゴー、回転ジェットで体当り。。。つよいぞガメラ、つよいぞガメラ、つよいぞガメラ♫

▪️Overview
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」のコンビの高橋二三がシナリオを執筆し、湯浅憲明が監督した怪獣もの。撮影は新人の喜多崎晃。(引用:映画. com)

出演は、本郷功次郎、高塚徹、カール・クレイグ・ジュニア、八重垣路子、渥美マリ、八代順子。
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