たけちゃん

フォーン・ブースのたけちゃんのレビュー・感想・評価

フォーン・ブース(2002年製作の映画)
4.0
電話がなると、ついつい出てしまう( ¯−¯ )フッ


ジョエル・シュマッカー監督 2002年製作
主演コリン・ファレル


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
1日過ぎましたが、1月30日は「3分間電話の日」でした。
1970年のこの日に公衆電話が3分で切られるようになりました。なんでも、それまでは時間制限がなく、なんぼでも話せたらしい。それはスーパーカケホだ(笑)。そのため、長電話が続出だったようで、そりゃ大変よね( ˘ ˘ )ウンウン
現在は10円で60秒だそうです。

でも、物心着いた時から電話は3分10円でした。
僕は20代の時、北海道と仙台の遠距離恋愛していた時期があって、通話料が、もう、大変でした(笑)
当然、ケータイとかが出る前の話です。
だから、公衆電話でかけましたよ。
時間を約束して、向こうも電話の前で待っていた。
最初は100円玉とか用意して話したんだけど、目の前でどんどんカウンターが減っていくんだよねえ。途中で切れたりして、辛かった(笑)
で、毎週、1000円のテレホンカード1枚話す約束にしたんだよね。それでも、大した時間は話せなかったなぁ。
すごくお金がなかったので、それで精一杯だった。
公衆電話、お世話になりました(^-^)

でもさあ、絶滅危機にある公衆電話だけど、災害なんかが起こった時には、絶対必要なものでしたよね。
昨年の「胆振東部地震」の教訓のひとつは、スマホは停電に弱い!でした。充電があっても、中継アンテナのバッテリーが切れたら、アウトでした。
だから、無くしちゃダメだよね、公衆電話!
「3分間電話の日」に宣言しましょう\(^o^)/


ちなみに、今日1月31日の本当の何の日は「愛妻の日」
いや、それは映画が選べません(笑)
いろんな意味で面倒なので……( ¯−¯ )フッ



さて、映画です!
面白かったですね。
ラストのオチは分かったけど、そこに至るための積み上げが素晴らしいので、飽きません( ˘ ˘ )ウンウン
また、コリン・ファレルが良かったな。
冒頭の嫌な奴の感じが、フォーンブースの中でどんどん変わっていくのがリアルで、とても共感出来ました。


コリン・ファレル演じるスチューは、成り上がり体質のメディア・コンサルタントなんだけど、特に大したやつじゃないんだよなぁ。ちっちゃい男なの。
なんで、犯人に狙われたのかな?って感じ。
ある意味、普通なんだよね。
で、そこがポイントかな、と。

僕はそんなに秘密を抱えている人間じゃないけど、隠し事が何にも無いかと言われると、NO。
秘密のいくつかは誰でも持ってます。
でも、そうだからと言って、それを理由に人から命を狙われるのかと言うと、それは有り得ない。
このスチューって、その程度の男なんです。

じゃあ、なぜなんだろう?
犯人って、ちょっとした世直しというか、スチューをたしなめる目的で犯行を起こしてるよね。
殺すつもりなら、いつでも出来たわけだし。
彼にチャンスをあげたというか……。
やり方はどうかと思うけど。
僕も観ながら、スチューは犯人のおかげで自分の素直な気持ちを妻に伝えることが出来たんだなぁと思ってた。きっと、彼のこれからの人生は幸せだと思うんだよね。
犯人がそんなことを願って犯行に及んだかは分からないけど( ¯−¯ )フッ
なんか、映画の狙いとは別な部分に感じて、共感してしまった( ˘ ˘ )ウンウン
僕もとりあえず、家族には正直でいよう(笑)


電話の声の主はほとんどラストまで声だけの出演なんですが、実は吹き替えの声優さんがデンゼル・ワシントンでお馴染みの大塚明夫さんでした。
だから、デンゼルの顔が浮かび、ずっと犯人はデンゼルだと思ってましたが、デンゼル・ワシントンは出演していません(笑)
これ、声優が小山力也さんだったら、たしかに別な意味でネタバレだよね( ¯−¯ )フッ、ナイスチョイス
声が主人公の映画はそんなところが難しいなぁ。
いろんな意味で面白く観ることが出来ました( •̀ω•́ )و✧
ランニングタイムもなんと81分。
ちょっと何か?って時におすすめですよ\(^o^)/