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続・男はつらいよのkazu1961のレビュー・感想・評価

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)
3.9
▪️Title :「続・男はつらいよ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1969/11/15
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-272 再鑑賞
▪️My Review
☆シリーズ第2作、今回のマドンナは佐藤オリエ
第1作は1969年8月27日公開。第2作目はなんと3か月後の11月15日に公開されています。今の映画事情からは考えられない製作ペースですね。1作目と2作目のポスターがほとんど一緒であるところに、いかに大慌てで続編が作られたかがわかりますね(笑)
母への思い、恩師の薫陶など、暖かいテーマで人間味溢れる山田洋次節が炸裂する第2作。未開発の柴又、佐藤オリエの親しみあるマドンナなど心が癒される道具立てが満載です。「さしづめインテリ」の名言を生み出した渥美の演技は本作も絶好調で、ミヤコ蝶々、東野英治郎ら芸達者達とのバトルが楽しめます。
1作目に比べて寅さんも丸くなりました。散歩先生とその娘をめぐるエピソードの暖かさ、瞼の母に感動の再会と思いきや、実は…という悲喜こもごも。爆笑のなかに、ミヤコ蝶々演じる、寅さんの産みの母・お菊が、重ねて来た苦労が偲ばれる細やかな監督の演出など、みどころタップリです。
若い頃の山崎努も!!
あとこの頃は多くの人が腹巻してましたね(笑)

今回のロケーションは、
● 三重県 伊賀市 柘植駅前の旅館・小崎亭
● 京都市 東山区 清水寺〜哲学の道
● 京都市 右京区 嵐山・渡月橋のそば
● 京都市 東山区 安井毘沙門町 グランドホテル仏蘭西ハイツ
● 京都市 中京区 旅館 巴家
● 京都市 東山区 三条大橋

▪️Overview
一年ぶりに帰郷した寅さんは、葛飾商業の恩師・坪内散歩(東野英治郎)と、その娘・夏子(佐藤オリエ)と懐かしい再会を果す。酒を酌み交わしたものの、寅さんは胃けいれんを起こし入院してしまう。しかし寅さんは病院を抜け出し、無銭飲食をして警察沙汰となり、さくらは心を痛める。故郷を後にした寅さんは、京都で夏子らと偶然再会し、散歩先生の薦めで、“瞼の母”に会いに行くが…
松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開され、以後1995年までの26年間に全48作品が公開された国民的人気シリーズです。69年8月27日に第1作を公開したことから、シリーズの歴史が始まりました。83年、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定。日本中から愛される作品として、渥美清さんが亡くなるまで作り続けられました。
このシリーズは原則としてお盆と正月の年2回公開されたが、お盆公開の映画の春から夏への旅は、南から北へ、正月公開の秋から冬への旅は、北から南へ旅することが多かった。画面に映し出される日本各地の懐かしい風景が、シリーズの魅力の一つでもある。
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