グリフィン

錨を上げてのグリフィンのレビュー・感想・評価

錨を上げて(1945年製作の映画)
3.8
初見。字幕。
トムとジェリーとジーン・ケリー。夢のコラボやん!

ジーン・ケリーとフランク・シナトラの2大スター共演のミュージカル。特に僕はジーン・ケリーがめちゃくちゃ好きでして、あの愛嬌たっぷりで茶目っ気のある笑顔、軽やかなタップダンス。もうたまりません。

この作品でもタップダンスは健在。俺はダンスなんてやったこともないし専門的なことはわからんけど、ジーン・ケリーのタップダンスは他の人とは違う輝きがある。
とにかく軽やか。決まった振り付けで踊ってますよ感を全く出さない。そしてぎこちなさを感じさせないようなしなやかさが体全体にあるんですね。それプラスあの笑顔、最強ですよそりゃ。

一番の見どころは実写とアニメのコラボシーン。「メリー・ポピンズ」の印象が強かったので、この時代にこの技術があったことにまず驚いた。ジーン・ケリーとアニメの融合。彼はどんなものと絡んでも存分に楽しさを演出できますね。凄いや。

ストーリーは王道。休暇中の水兵2人が女の子を振り向かせようとあの手この手で奮闘するラブストーリー。都合よく展開するお話だなあと思いつつも、そこはご愛敬。ジーン・ケリーが観れればそれで良いじゃん。僕は彼に甘いんです。
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