滝和也

プリティ・プリンセスの滝和也のレビュー・感想・評価

プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)
3.6
マイ・フェアレディ
プリティ・ウーマン
ローマの休日etc.etc

いつの世の夢も
ある日突然お姫様に(^^)

それは王子様が迎えに
…ではなく
お祖母様だったのです(^^)

「プリティ・ブリンセス」

現代に蘇るファニーフェイス(^^)アン・ハサウェイのデビュー作です。ファニーフェイスとはオードリー・ヘップバーンを表すお言葉。当時の美貌の意味を変えた言葉でもあります。正に製作者たちはアン・ハサウェイにオードリーを見たんでしょうね。もうプリンセスでマイフェアレディ的な展開をさせるなんて(^^)

しかも監督はプリティ・ウーマンのゲイリー・マーシャル。職人さんですよ、この分野の。手堅い!手堅すぎる演出と展開は正に王道中の王道。女の子世代の夢を叶えるディズニーらしい贈り物、もはやファンタジーの域に達してます。

設定を15歳の高校生が突然、ある国の王女様になる様しているため、愛や恋はやや控え目に(まぁあるんですが…)。どちらかと言えば子供から大人になる成長を柱に添えています。それ故、案内人はお祖母様で女王様、そこに往年の大スター、ジュリー・アンドリュースを持って来ているのが素晴らしい。その気品、威厳共に相応しく、それ故、キュートさも持ち合わせてますね。

ここで豆知識。確か舞台のマイフェアレディの主演は彼女がやっていて、映画ではオードリーに持ってかれていますから、これまた奇遇。マイフェアレディの教授のポジションに時を経てなる訳なんです(^^)惜しむらくは、この作品がミュージカルでないことでしょうか。

主演であるアン・ハサウェイは瑞々しく、キュートさが光っていました。若い(笑) でも演技やリアクションの表情はこの頃から同じ感じですね(^^)ダサい感じからメガネを外し…髪型、眉毛整えての王道パターン(笑)も似合います。

オッサンが少女の夢や御伽話を絶賛するのも確かにどうかなとは思いますが(笑)まぁ彼女を警護するジョーの目線で、又は出てこない父親目線が用意されてますので娘さんと見る時は其処へ行きましょう(笑)

オードリーの晩年は他の俳優さんからも尊敬を受けるような、ユニセフの活動をされていました。アン・ハサウェイもそんな風になって行って欲しく…。定期的に見たくなる女優さんなので切に願ってます(^^)
滝和也

滝和也