どちらを向いても恋の花盛りのロマンチックコメディを見ていると、人との距離をいかにしてとるかを考え続けたこの1年とこんな生活がいつまで続くか先の見えない未来にこんな時があったのが信じられないような懐かしいような不思議な気持ちになる。
親同士の再婚でちょっと複雑だけどみんな仲良しのダンドリッジ一家とステフィの元夫のジョー、それぞれの恋物語を軽快に見せて行く。ストーリーはあってないようなもので気軽に有名俳優の歌とダンスが楽しめる。
ウディ・アレン演じるジョーは見かけはまったく冴えないオジサンながらかなりのおいしい役だった。ジュリアロバーツ演じるフォンと(ズルイ手を使いはしたが)恋仲になり、ラストは元妻とセーヌ川のほとりでロマンチックなダンスをキメる。さすが中の人がウディアレンだけあって人間見栄えだけじゃないなという説得力がスゴイ。
よく見ると娘のひとりがナタリーポートマンだった。ソッとそこにいてビックリした。