タキ

オーシャンズ13のタキのネタバレレビュー・内容・結末

オーシャンズ13(2007年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

仲間のルーベンを騙したラスベガスのホテル王バンク(アル・パチーノ)を破滅させるというシンプルなストーリーラインに各人の活躍もキチンと描かれていてさらに1作目の敵役カジノオーナー、テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)2作目の敵役トゥルアー(ヴァンサン・カッセル)も絡んできて3作品の中で1番面白かった。
モロイ兄(ケイシー・アフレック)がメキシコのダイス工場に潜入するも従業員の待遇改善のために立ち上がりストライキを扇動、ダイスに細工するどころかダイス工場の稼働が止まってしまうくだりには笑った。事態収集に向かったモロイ弟(スコット・カーン)まで意気投合して火炎瓶投げててさらに笑う。兄弟仲悪いけど実は涙もろくて人情家というキャラ付けがやっとここにきて描かれてきた。ライナス(マット・デイモン)の両親の過保護ぶりもネタになってるし、主に地下で作業している兵器専門家バシャー(ドン・チードル)のエモすぎる筆まめぶりとかこれが1作目からあればなぁというほど充実。アンディ・ガルシアがアル・パチーノを破滅させる側につくというのもニヤリとするところ。
反面ダニー(ジョージ・クルーニー)とラスティ(ブラッド・ピット)が地味だったのは残念。5ダイヤモンドの極秘審査員の宿泊部屋にダニ散布したぐらいか。それから女性を書くのが上手くないなと毎回思う。それならいっそ今回みたいに極力出さない方がいい。
続編はフランク役のバーニー・マックがなくなったため作らないとのこと。せっかくやっとエンジンかかってきたのに残念すぎる。
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