ウディアレンによる初ミュージカル映画。
これが初めてとは思えないほどの既視感。
ウディアレンの映画って、登場人物がいきなり歌い出したり踊りだしたりすることはなくとも、陽気なジャズが要所要所で流れ、なんやかんやあって最後はみんなハッピーになったり、実は一貫してミュージカルぽい雰囲気がかもし出されていたのだなぁ、と納得。
ベネチアをランニングさせるのもなかなか粋だけど、秋の紅葉や冬の雪景色のセントラルパークを映し出してさりげなくその美しさを語ってしまうあたりに、ウディアレンの揺るがぬニューヨーク愛が感じられて、微笑ましい。