おらんだ

アバターのおらんだのレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
4.0
下半身不随になり、車椅子生活を送る元傭兵のジェイクは、惑星パンドラにおける開拓計画に参加する。彼は「アバター」と呼ばれる人間とパンドラの原住民ナヴィを合成した人造生命体に憑依し、ナヴィとの接触を図る。

3D映画を一般化させた作品。業界の一つの大きなターニングポイントとなった事は間違いないです。3D自体は今作以前にも「スパイキッズ3」とかあったけど。以降の3Dは全てこれと比較されるだろうと当時映画館で思ったのを憶えています。

そして現在、他と比較した結果、これほどに鮮明な物はまだ観ていません。ちゃんと昼間に戦うのって今作ぐらいしかないんですもの。夜にしか戦わせない癖に「3DCGの美しさ、迫力」を売りにしている映画は鼻で嘲笑って観てます。

ストーリーはSF版ポカホンタス(ジョン目線)という感じ。感心したのは人間側を悪役にした事。私の中のアメリカ映画の印象は「アメリカ人以外は人に非ず」とでも言わんばかりの「アメリカ最高!フロンティア精神万歳!」なので。
「フロンティア精神<原住民や自然の保護」という構図は少し以外でした。もっと利己的な部分も美化する人種だと思ってた。
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