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侍女の物語
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『侍女の物語』に投稿された感想・評価

28
3.6
エイダン・クイン目当ての軽い気持ちで観始めたら、なかなか衝撃的だったディストピア映画。
キリスト教原理主義者が支配する近未来のアメリカでは、環境汚染と遺伝子実験によって出生率が低下し、妊娠ができる健康な女性は司令官たちの子を産むための道具『侍女』として仕える運命が待っていた…というお話。

女性たちは「of+所有者名」(主人の名がフレッドなら「オブフレッド」)と呼ばれ、読み書きはもちろん、自殺する自由も与えられないという徹底した管理支配ぶり。しかも何年経っても子ができなかったら原発事故の清掃員として強制送還される。恐怖。

結局ニック(エイダン・クイン)は何者だったのか消化不良だったけど、原作読んで納得。その後彼がどうなったかも書いてあって…(*_*;
フラワームーヴメント後の自由主義が崩壊し、キリスト教原理主義による全体主義が世の中を支配している時代、女性は社会に徹底管理/選別され、子供を産む事でしか社会的地位を認められないという、近未来の所謂「ディストピア」を描いた小説の映画。

これね、今米国はじめとする世界で起こっている反グローバリズムとか国粋主義と照らし合わせて観ると単なる作品として観られないですね。

とにかくキリスト教原理主義や全体主義といった思想の行き着く世界観の描写が生々しく、ある意味かの映画「ソドムの市」よりグロテスクだと感じた。

原作は読んでいないのでどこまで映画として描かれていたのかは分からないけれど、1990年に制作された作品としてはかなりの問題作だったはず。

この作品をググるとジェンダー問題に関する文献が数多く出てくるが、私はそれよりも作中に数多く出てきているフリーメイソンのマークが強調されていた事だったり、管理社会下における市民の精神性等が恐ろしく思えた。

わりと冗談抜きでこうした極端な社会が到来する可能性は今の世界情勢を見ると十分にある今こそ観るべき作品と思います。

内容、映像共に刺激的な作品でしたね。
レズビアンのエリザベス・マクガヴァンが収容所を脱走する時にかかる音楽が「ラスト・エンペラー」で第二夫人だったヴィヴィアン・ウーが紫禁城から出ていくときにかかるやつと展開が似ていてすごく印象に残る坂本龍一のサウンドトラック。エリザベス・モス主演のドラマ版もいつかみたい。

『侍女の物語』に似ている作品

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製作国:

上映時間:

104分
3.0

あらすじ

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